【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

頑張ってるクン プロトタイプ

2020年06月08日 18時57分54秒 | スポーツ

頑張ってるクン プロトタイプ

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リシャフト/シャフトのバランスポイント

2020年06月08日 18時54分37秒 | スポーツ

シャフトの重量バランス(バランスポイント
 -バランスの取れるポイント(箇所)
は ゴルフクラブのカタログ では まず、絶対、
場合によってはシャフトメーカーのカタログ であっても
 表に出てくることはありません。


シャフトを選ぶ際のポイントとして
 まずは 硬さ(絶対条件‼
 そして 重量 
  …とは思うのですが
やれ キックポイントとかトルクとか ありますが、
この表に出てこない バランスポイント というのが
シャフトの 良い意味でも、悪い意味でも
 最大の差 ~違い になるのでは と思います。

表に出て来ないので とても厄介 です。

製造業者である 私 であっても
 各メーカーの、各機種の バランスポイントは
実物を手に取り 各パーツの重量を調べたり、
 測らないと分からないケースが少なくありません。

✋正確に測るには クラブとして組付けられていない
 シャフト単体の状態 が必要です。




シャフトは ご存知の通り
 先端が細く、手元(グリップ側)が太くなっています。

サイズ(代表的なモノ) で言うと
●ウッドの場合 先端が 8.5mm  グリップエンドが15.0mm
●アイアンの場合
 グラファイト素材    9.4mm  グリップエンドが15.0mm
 スチール素材     9.0mm  グリップエンドが15.0mm


✌✌✌細い部分である先端の強度を補強する為、
グラファイト素材の場合は 先端に弾性の高い(強い)素材を補強し、
スチール素材の場合は 金属素材の厚みで補強、
 少々オーバーではありますが、外径(見た目)と反対に
 内側は逆テーパーになっているような状態です。


蛇足ではありますが、
スチールシャフトの方が補強し難いにもかかわらず
グラファイトの外径より 細いのは 形状の違い です。
その素材が固定化、される頃は接着剤の素材が良くなかったため、
接着され難いスチールシャフトは
 先端部をテーパー化して、接着面積を稼いでいます。
(グラファイト素材のそれは ほとんど パラレル です)
接着材の質向上がなされている為、
 現在ではほとんど意味を成しませんが…。

故に バランスポイントは スチールの方がグッと先端寄りで
グラファイトシャフトの平均的なBP 52~54 に対し
スチールシャフトのそれは 48位になっており、
同じ長さ/同じヘッド重量 のクラブを組んだ場合、
 数値上 グラファイトシャフトの方が スイングウエイトは大きく出ます。
 その差は10~15g分位 あります。

昔からよく言われる 「グラファイトの方が飛ぶ」 のは
シャフトの素材のせいではなく、
👉重いヘッドが装着されているから なのです。

ですので 市販のユーティリティなど、
市販状態でグラファイト素材のシャフトが付いているモノを
スチールシャフトに変更する場合、
 同じ長さでは作れないことが殆どです。

ウッドなどをスチール化する場合
 数値上、同じバランスポイントにすると仮定すると
グラファイト ⇒ 45インチのモノ
スチール化 ⇒ 43.5~43.75 まで 短くなります。


これも蛇足ですが、
数値上のスイングウエイト(C-8とかD-0)は
シャフトの重さではなく、シャフトのバランスポイントの方が
圧倒的に効く、作用します。
同じシャフトのBP、 同じヘッド重量、 同じ長さ であれば
シャフトの重さを 40g ⇒ 80g 倍、3倍にしても
スイングウエイトは 全く同じ です。
ですので スイングウエイト は その言葉の意味とは異なり、 
 人間の感じ方 を表しているモノ では無い というコトです。


従来は スチールシャフトとグラファイトシャフトでは
明確なバランスポイントの違い、暗黙の基準 が有ったので
良かったのですが、最近では
アイアンはスチールシャフトがデフォルト(基準)状態の為、
グラファイトのウッドシャフトも BPをスチールに合わせているモノ
も多数、出現し、ひっちゃかめっちゃか状態です。

いろいろとバリエーションが増えるのは良いと思いますが、
グリップの重量にもバリエーションがあり、
シャフトの硬さやキックポイントにも明確な基準がないのに
表に出てこないBPにも 種類 が多いのは大変困ります。


どんな風に困るか というと
❶バランスポイントが先端寄り ~軽いヘッド装着 のモノに
  軽いグリップを付けたモノ
❷バランスポイントが手元寄り ~重いヘッド装着 のモノに
  重いグリップが付いたモノ

この二つが 数値上、スイングウエイト 場合があるのです。

シャフトが同じ重量であれば 総重量で判別するコトが可能ですが、
重いヘッド/グリップ - 軽いヘッド/グリップ、
 その差分、シャフトが重かった場合(総重量が同じ)では
まったく 異なる作りのクラブなのに 判別が不可能 になる訳です。

また このケースで シャフトの長さは同じ、
シャフトの硬さ ~振動数上数値が同じ であると
 軽いヘッド装着のクラブの方が 実質、シャフトは柔らかい のですが、
それは 長さは分かるにしても、
 おおよそのヘッド重量が分らないと判別不可能です。

同じバックに入る
●ドライバー
●フェアウェイウッド
●ユーティリティ
●アイアン
●ウエッジ
これらの中に 上記の ❶と❷が混載されている可能性があっても
その数値が読み取れなくなります。

スイングウエイトの数値は同じでも
実質、ヘッド重量が10g差があったら どうでしょう?
 同じ感じに振れるでしょう?
10g は 数値としては小さいように感じますが、
長い棒の先端、一番移動量の多い先端部分の10gの違いは
かなり大きいです。
一般的に 売られている 後付けの 鉛-2枚分の違い です。

1回打って 鉛を10g貼り、次は剥がして
を交互にやったら どっちが良いのか、悪いのか
スイングが悪いのか、タイミングが悪いのか
どっちが合ってるのか 訳分からなくなると思いませんか?

キックポイントなど曖昧な違い
総じて しなりの少ない硬いシャフトを使っている人が
圧倒的に多い この状態では
その 10g分、ヘッド重量が異なってしまう
バランスポイントの方が ショットにもスイングにも大きく作用します。
しかも それが あまり話題、
 クラブ選びの基準にもなっていないのです。


なんだかなぁ。。。 って思います。

 

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