シューマッハーのグランプリ

アロンソが総合連覇=M・シューマッハーは届かず-F1最終戦(時事通信) - goo ニュース

 母国GPでポール・トゥ・ウィンのマッサも、2年連続チャンピオンのアロンソでもなく、完全にシューマッハーのグランプリでした。一体、何台をパスしたのか。オーバーテークシーンの連続は、圧巻の一言。スタート直後の1、2コーナーや彼にとって、最後の追い抜きとなった、ライコネンをパスするシーンなどは、数ミリ単位のステアリング裁きとコンマ数秒でのブレーキング。ラストグランプリで、あらためてF1がスポーツであることを示してくれました。

 「今日のマシンは、真の速さがあって、他の誰にも負けない、本当に素晴らしいものだった。だから、マシンパフォーマンスについては、パーフェクトな形でシーズンを終えられたと言えるだろうね。でも、僕にとってはうまくいかなかった」(F1-LIVE.com)
というように、最後まで勝つことを考えつづけた本人にとっては、不本意なレースだったでしょうが、見ている側にとっては、予選のトラブルもパンクも、あらためて彼のすごさを実感できる最高の演出となりました。

 ところでフジテレビは、いつまで司会を「くん、ちゃん」づけで呼ぶ気でしょう? 敬意をもって起用しているなら「永井さん、優さん」と呼べばいい。結局、番組制作チーム内にも、彼らを軽視する空気があるのではないでしょうか。実況は叫びすぎだし、いつものことながら、「ムカッ」とさせられる中継でした。
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どちらがモメンタムをつかむのか

金子が逆転適時打 中-日評(共同通信) - goo ニュース
 5回の中日のバント失敗、7回の金子との勝負、タイムリーなどなど、試合の流れを左右するポイントはいくつかあったことと思います。国内最高の舞台での緊迫した試合ですから、両チームとも気持ちの入った一挙手一投足を見せてくれました。
 「流れ」、アメフトでは「モメンタム」と言って重視しますが、短期決戦だけに、これをいかに手にするかが重要です。試合の趨勢を決するポイントを見極め、そこに「集中の上の集中」という冷静、気合いの上の気合いという「熱意」をプレーにこめられた方が、勝利を手にするのでしょう。

 野球でもサッカーでも、「勝ちたいという気持ちの強い方が勝つ」とよく言われます。それはいかに冷静と熱意を、最適な場面で、チームが一体となって最高潮に到達させることができる方が勝つということです。「勝ちたいという気持ち」がなければ、冷静と熱意を同時に高めることなどできません。

 仕事の上で冷めていることが多く、上司に「もっと熱くなれ」と叱られてばかりいた私。その頃の上司は、冷静さと熱さの均衡がサクセスを生むことをよく知っていたのでしょう。
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