子供のスポーツは大丈夫か?

 子供の痛みを想像することもなく、結果的に死に至るまで追い込んでしまった教師のことを思うと、やるせない怒りに包まれます。
 もしかしたら、今でもこの愚教師と同じように、無自覚に子供をいためつけている教師がのうのうと禄を食み、悩み苦しみ続けている子供がいるのかも知れません。

 それでも教員の場合は、上司や同僚、クラスメート、母父が監視役を務めることができます。が、少年少女のスポーツクラブはどうでしょうか?
 私が子供の頃は、正体不明の熱血オヤジが小学校の野球チームを指導していました。恐らく、何らかの資格を持っていたということもないと思います。
 そんな人が、子供に根拠のない辛辣な誹謗を吐いていたとしたらどうでしょう。子供は、指導者の言うことには、なかなか刃向かいづらいものです。変に逆らったら、試合に出してもらえなくなってしまうかも知れません。
 指導者という立場にあぐらをかいた、パワーハラスメントに手を染めている指導者が、ひょっとしたらいるのではないでしょうか。

 考え方にはいろいろあるでしょうが、子供のスポーツは楽しさが第一に優先されるものだと思います。もし、それを脅かす指導者の存在があり得るとすれば、そのチェック機能をどこかにもたせることが必要です。
 誰でも気がねなく楽しめるスポーツを実現するために、何かが起こる前に少年少女のスポーツのあり方について、考えてみる必要があるかも知れません。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )