監督の流動性と序列

ヒルマン監督、帰米し面談 3球団、12日以降に結論(共同通信) - goo ニュース

 日本にアメリカ人監督が増え、この国での実績を手みやげに母国で職を得る。アメリカから日本へ、日本からアメリカへ。人材の流動性が高まった今日、当然の傾向でしょう。よく言われるように、日本の球団が、しがらみのない外国人監督の有用性に気づき始めたという側面も大きいと思います。
 かつての「助っ人」たちには都落ちのイメージがありました。成績を残しても、それが母国で大きく評価されることはあまりなかったでしょう。それが、野茂、イチロー、長谷川…、多くの選手の活躍で日本プロ野球を見る目が変わり、日本での実績が選手・指導者ともにある程度の評価を得るようになったのは、喜ばしい限りです。

 でも、だからといって日本人監督がアメリカ球界に呼ばれることはありませんね。日本の球界が評価されるのであれば、日本人監督がメジャーや3Aで指揮を執ることがあっても良いのに…。日本人指導者がアメリカに行くのは、研修ばかりですよね。
 そういう意味では、まだまだ"アメリカ>日本"のヒエラルキーが存在するのでしょう。日本球界に韓国・台湾の指導者がこないように、アメリカにも日本人が行くことはありません。

 日本で韓国人、台湾人が指揮を執るのが先か、メジャーリーグで日本人が指揮を執るのが先か、あるいはさらにサッカー界で日本人監督がヨーロッパの一部リーグで指揮を執ることがあるのか?
 私が死ぬまでに、どれかが実現することあるのかなぁ。
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