晩節を汚す川淵キャプテン

ベレーザが今季初黒星、プレーオフのカードが決定=なでしこリーグ1部
 日本女子サッカーリーグ「MOCなでしこリーグ2006」ディビジョン1(1部)は15日、レギュラーリーグ最終節を終え、プレーオフの組み合わせが決定した。優勝を争う上位プレーオフでは、昨季の覇者ベレーザが4位の湯郷ベルと、2位の浦和が3位のTASAKIと初戦で対戦する。

 女子サッカーリーグがここまで盛んに報道されるようになり、存在が一般に認知されるようになったのは、一途にサッカーに打ち込んできた選手・スタッフの皆さんの存在があることは勿論のこと、裏方としてはJFLの川淵キャプテンの施策も忘れることはできません。
 彼のメディアへの積極的な露出、広報活動が女子サッカーにも光を当てたのは間違いのない事実です。まだリーグ上位・下位の勝ち点差が激しいように、競技レベルの向上は課題として残りますが、今や女性がサッカーをすることに疑問を呈する人はいません。今度、行われる女子W杯の出場権をかけたプレーオフも、大きく報じられることでしょう。

 だからこそ、昨今の川淵キャプテンの言説には首を傾げたくなる部分が多くあります。世間から批判されている「ドイツ大会の総括」については、詳しいことは分かりませんが、サッカー関係者に対しても未だ開示されていない(作成されていない?)との噂も耳にします。さらに個別の選手の名前を挙げ連ね「名前も知らなかった」「下手なんじゃないか」など、思慮に欠けたと感じられる言葉の数々。さらに「下手だ」と言い下した巻が勝利に貢献すれば、まるで我が手柄のように「川淵キャプテンのばかやろう、見返してやるぞ、という気持ちになってくれればうれしい」と、言われる側の身、ファンの身をも省みぬ発言。あなたが巻に一体、何をしたというのか。

 これまでのサッカー界への貢献は言うまでもなく、素晴らしいものでした。それだけに、晩節を汚したと言われかねない、昨今の氏の言動は残念です。いっそJFAを離れて、AFC専属のブレーンとなって、サッカーの国際化にさらなる貢献を果たされてはいかがか、そんな気がします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

最優秀監督賞

落合監督に最優秀監督賞、スピードアップ賞に黒田投手(読売新聞) - goo ニュース

 最優秀監督というのは、きっと、<残した成果>-<持ち得た戦力>の値の大きさで評価されるものなのだと思います。
 落合さんに対しては、「『あの』ドラゴンズの戦力で、よく優勝されました」ということなのかしらん? もしかして、考えられないほど低い戦力で、5位になることができれば、それはそれで受賞できるのかも知れません。

 プロ野球での経緯は知りませんが、Jリーグに「最優秀監督」の賞ができたのは、たしか1995年のベンゲルがきっかけだったはず。お荷物と呼ばれたグランパスを、優勝争いにまで導いた手腕を評価されてのものでした。
 その後、柏時代の西野さんやらオシムさんやら、リーグタイトルを取れなかった名将と呼ばれる人が受賞していきました。

 でも、これって、選手たちが低められて評価されているということにはならないのでしょうか? 中日は落合じゃなきゃ勝てなかったのか? 難しい問題です。
 せっかく優勝という最高のタイトルがあるのに、指揮官に個人賞はいらないのではないかと思います。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

プロ野球はテンポの良いシーズンを

24年間できたことが奇跡 川相が引退記者会見(共同通信) - goo ニュース
川合が、土橋が、山部が、後藤光が…と、今年も多くの選手が引退していく野球界。皆さん、お疲れさまでした。
そして、桑田が、松坂が、イ・スンヨプが、小久保が、黒田が、と、早くも移籍報道が盛り上がる今日この頃。
中日と日ハムが雌雄を決する日本シリーズが、何だか、決して訪れることのない未来の話のように、遠く、遠く感じます。

遙か昔から議論されてきたことですが、この空虚な「中断期間」は何とかならないのでしょうか? ファンの興味はそがれる、選手のコンディションは落ちる、メディアの話題はストーブリーグに…と、百害あって一利なしです。

機構、球団、選手が「ファンのため」を語るのであれば、まず、この問題を片づけていただきたいものです。
日程調整が…とか、平日のデーゲームだと客が…とか、ダブルヘッダーはちょっと…とか、そんなワガママは許しません。
私はテンポの良い試合とともに、テンポの良いシーズンが見たいのです。ぶつ切りのペナント争いなんて、ファン離れを生むだけでしょう。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )