24時間テレビ

土曜日の夜中に24時間テレビを眺めていると、トランポリンの中田大輔とバイクトライアルの有園啓剛の姿が。
中田はトランポリンを使った長距離ダンクシュート、有園はバイク(自転車)のウィリー走行の世界記録に挑戦するんだとかで、出演者たちは盛り上がっています。

が、両者とも番組規定の3回のトライでは、いずれも記録達成ならず。雪辱の4回目で中田は成功し、世界記録達成。有園は6回ほどチャレンジの末、記録達成ならずという結果に。

記録に向かって努力する姿は、非常に美しいものです。この企画の趣旨も、一流アスリートのそうした姿勢を映し出すことに意義があったはずです。
ならば、なぜ規定以上の挑戦を許すのか、私には理解できません。

テレビが虚構でできあがっているものである以上、せめてスポーツを素材にするときには、真実を映し出す努力をしてもらいたいもの。失敗を受け入れることを拒否して、成功にのみ価値を見いだしていく以上、あの番組から偽善のイメージは消えません。

スポーツとは、優勝劣敗のもの。勝者が称えられるのは、必然です。しかし、敗北や挫折の中から、得られる精神的な糧を見過ごしてはいけません。
悔しさや挫折感にまみれながら、敗北を受け入れることは、私たちの心を強くします。

「いつか必ず成功するから」挑戦を続けるなどというのは、欺瞞にすぎません。チャリティー番組であるならば、「成功するとは限らないのに」挑戦し、そして悔しさをにじませて
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もったいない

来季から月曜日は試合なし プロ野球パ・リーグ (共同通信) - goo ニュース

マンデーパリーグ、やめちゃうんですね。もったいない。


> 最近は観客動員が横ばいという状況に加え、連戦が続いて日程が厳しくなり、移動面などで選手への負担も大きいなどの理由から、見直しを求める声が上がっていた。


また、ファンの声よりも先に、身内の声で改革してしまったわけで、学習効果がないと言われても仕方ありませんね。月曜日に観戦に行くのが好きっていう人はいないのかしらん…?

セントラルでも、プレーオフが導入され、巨人の成績が上向きになれば、メディアはかつてのセリーグ至上主義に走りかねないとも思うのですが、そこで真っ向からぶつかっていって、露出を維持することができるのか、疑問です。

せめて、ファンに対するリサーチ結果でも公表してくれればなぁ…。
とりあえず、パリーグ連盟公式サイトには、見あたらないけれど。
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バスケ・キリンカップ

日本、逆転負けで3連敗…バスケ・キリンインター (読売新聞) - goo ニュース

格上の国ばかり招いて行われたこの大会。来年の世界選手権をにらんで、ジェリコ・ジャパンの強化がすすんでいます。
ここまで3戦全敗は寂しい結果ですが、サッカーだって、格上(以前はクラブチームでしたが)を呼んで、強化してきたもの。バスケだって、いつの日か、世界に互して戦えることでしょう。

とにかく若い、今の日本代表。世界選手権、そして北京オリンピックへと経験を活かしてもらいたいものです。
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楽天、業績好調だそうで

e-ショッピングの浸透か、はたまたプロ野球参入効果か、楽天の業績が好調のようです。プロ野球事業そのものも、広告、チケット売り上げともに順調だとか。昨年、プロ野球界の危機にさっそうと現れたホワイトナイトが、まずは自分の手柄とご褒美を手にしたようで、何よりです。

で、今後の楽天とプロ野球はどんな関係図を描くのでしょうか?

今シーズン、ここまでの流れを見ると、ビジネス手法に真新しさはあるものの、野球界の改革に対してはどちらかといえば奥手気味。同じ新参者でも、小林至氏をスタッフに招き、WBCに積極的でドラフト改革案を提言しているソフトバンクの発言の方が目立ちます。楽天は、成績が低迷しているから静かなのか、それとも特に改革の必要を感じていないのか、あるいは思わぬ隠し球をグラブに隠しているのか…。

すでに一定の参入効果を獲得したのですから、プロ野球参入の判断は正解だったと言えます。しかし、参入による知名度・ブランド力の向上は、今がピーク。ただ球団を持っているというだけでは、今後、ブランディング効果はさほど期待できないでしょう。
これからは、プロ野球球団運営企業として、日本野球界、あるいはスポーツ界への関わり方に注目が集まります。

私たち素人にもわかりやすい、運営施策を望みたいところ。とりあえず、桑田&清原の獲得なんてどうでしょうかね。野球界の改革じゃないけど…。
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イラン戦

 非常にモチベーションを上げづらい状況での試合なのに、選手たちの真剣な試合っぷりに驚きました。
 イランが前に出てきてくれて、ゴール前にスペースがあったことも良かったのでしょうが、東アジアの際の北朝鮮戦とはずいぶんと違いました。

 背後から迫る追手の影が見えれば、誰でも焦るもの。選手の入れ替えが2試合続いた上に、控えメンバーが韓国に勝ったことが影響しているのでしょうか?

 一般のビジネスパーソンでも、マンネリ気味の人には若手をけしかけてみると、急に成績が上がったりするかも知れませんね。
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星野と巨人OB

広岡激怒「バカにするな、星野なるならOBやめる」 (夕刊フジ) - goo ニュース

OBってやめられるのか?
という揚げ足取りはともかく、「私がヤクルト、西武でやったのは巨人野球なのです(後略)」ならば、ここ数年の巨人の戦いぶりにOBとして怒るのが先では?

時流に目をつむり、耳を閉じ、回顧主義ばかりに走るOBは害悪でしかないでしょう。やめられるものならば、やめてもらえばいい。

阪神、中日、日ハム、ソフトバンク、楽天と各地域で人気が高いチームが生まれてきた今、星野監督で反攻をはかる読売があっても良いのではないでしょうか。

星野巨人、私は歓迎です。
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清原の野球人生

唯我独尊、傲慢不遜
周囲ににらみをきかせながら、我が野球道をつきすすむ…

いつの頃からか、清原和博にはこうしたイメージがつきまとうようになりました。

清原悔し涙…非情登録抹消 最悪退団も (スポーツニッポン) - goo ニュース

プロ選手であれば、ずっと一軍で活躍したいと思うのは当たり前のこと。彼が「足がちぎれるまで…」と願うのも、当然のことでしょう。

でも、一方で亀井や原といった若手だって、一軍でのチャンスをつかみ取りたいと願っているはず。足がちぎれそうな清原とフレッシュな状態の若手とで、どちらがチームに貢献できるのか。監督・コーチが「若手」の判断を下したのであれば、清原はそれに従うしかないでしょう。

このまま巨人との契約更新がままならないのであれば、引退するのか。それとも他チームで、熱心に野球に打ち込む姿を見せてくれるのか?

「名門巨人」VS「野武士清原」
こんな安易な設定をメディアによって押しつけられた野球人生を塗り替えるためにも、カズが横浜でサッカーを楽しんでいるように、他チームで野球を楽しむ姿を見せてもらいたいものです。


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男子マラソン

優勝するために、抜け出したガリブを追って、結果4位となった高岡
最高の力を発揮するために、勝負所で自制して、結果3位となった尾方

尾方はメダルという成果を手にし、優勝候補と目された高岡はメダルを手にすることがかないませんでした。

あくまでもトップを目指し、計算抜きに先頭にくらいつこうと勝負をかけた高岡の勇気は、ゴール後の晴れやかな表情とともに記憶に残ります。
世界の舞台で自身の力を出し切るため、はやる気持ちと戦っただろう尾方の冷静さは、表彰式の歓喜の表情とともに、やはり記憶に残ります。

一か八かの勝負が美しいのか、無謀な勝負を避け冷静に戦うのが賢明なのか。

二人の対称的なレースと晴れやかな表情は、スポーツにとどまらず、仕事、生活、その他、人生についての示唆に富んだものに感じられました。

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景気回復とスポーツ界

景気が「踊り場を脱し」て、東証の平均株価は4年来の高値を更新。

なんだか景気が良くなってそうなニュースが飛び交ってますね。選挙に向けた小泉政権のイメージ作戦というわけでもないのでしょうが、スポーツ目線でとらえたら、好景気はスポーツ界に影響を与えるんでしょうか?

いくらデフレを脱して、お金の流通量が増えたところで、一人ひとりの持ち時間が増えなければ、新規のスポーツファンが生まれることってないですよね。

今、忙しくしている人が、「お金があるから、スポーツクラブでも入会するか」とは思わないはず。

多様なレジャーの間で個人の「可処分時間」の争奪戦が起きている中、お金ではなく時間をかけてもらう工夫(つまりはメリットの明示)を考えなければ、いくら景気がよくなっても仕方ないですよね。

プロ野球、Jリーグ、その他スポーツ界が、これからのファンの時間奪取法をどう考えているのか、興味があるところです。
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TBSの世界陸上

TBSの中継には、毎晩のことながらイライラさせられるわけですが、結局、競技予定時間を隠蔽する「秘密主義」が、番組全体の印象を悪くしているんですね。
競技予定時間はあらかじめ決まっているのに、それを隠し、視聴者をつなぎとめるために、「今夜、○○が世界記録に挑む!!」「××決勝は、このあと!!」なんていう陳腐な惹句で、あおり続けているから、どんどん印象が悪くなっていきます。

だから、本来悪いことじゃない予選の録画中継や司会者のスタジオ進行まで「悪」に見えてくるというもの。

もはやスポーツファンにとって、コンテンツ(ex.ヘルシンキで行われている陸上の世界選手権)と番組(TBSで放送されている世界陸上中継)は乖離した存在。
つまり、大会の盛り上がりと番組の評価は、別の話ということ。だから、いくら日本勢が活躍したり、トップレベルのアスリートが我々を魅了しても、それがTBSスポーツに対する評価に結びつくものではありません。

こんな分かり切った粗悪な作り方をして、テレビ局になんのメリットがあるのか…。とりあえず、私は「おとなのふりかけ」をスーパーで見かければ、「あぁ、あの悪質番組のスポンサーか。絶対、買わね」と思うはず。

そういう単純な話では、ないのかな?
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為末、銅メダル

400ハードルの決勝待ちで、ぼんやりと前エントリーのようなことを考えていたわけですが、やっぱり為末の銅メダル獲得はすごくうれしい!!

大阪ガスを退社して、プロとして苦しい環境で過ごしてきた4年間の成果を、メダルという形にできたことには、本人もきっとすごく充実した想いでしょう。

雨中のレースになったのが、テクニカルな彼にとっては有利に働いたかも知れません。雨に濡れたレーンコンディションで7コースという外を走れたのもラッキーだったかもしれない。でも、これも4年間の努力が導いた運なんだと思いたい。

「努力した人は必ず報われる」なんてことは絶対にないんだけど(今回、負けた選手だって努力してきたはずだし)、努力が報われる様子を見るのはうれしいものです。
ほんと、よく走り続けたと思います。

おめでとうございました。
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佐々木主浩と母国と故郷と

仙台育ちの私にとって、佐々木主浩は彼が東北高校のエースだった頃から憧れの存在でした。

今回、彼が故郷で最後の登板(?)を終えたことが、同郷の人間としては寂しくもあり、ほのかにうれしくもあり、不思議な感覚です。

そもそも同郷といったって、(当たり前ですが)面識があるわけでもない赤の他人。ただ、同じ街の空気を吸い、同じ土地の食べ物を食み、同じ言葉を話してきたというだけで、感情移入ができることが我ながら不思議です。

陸上の世界選手権で日本人選手に声援を送るときにも感じる不思議。
地域(国)と感情を結合する作用がスポーツにはあるのでしょうか。

オリンピックで国(を代表する選手)に、高校野球や大相撲では故郷(を代表するチームや選手・力士)に声援を送ってきたのがかつての日本。

90年代に入って、ここにサッカー(W杯&Jリーグ)が加わりました。
今後は、プロ野球が加わっていけるかどうか…。

企業名か都市名か?
それだけじゃない問題なのでしょうけれど、まあ、名前も大事ですよね。
オリックスバファローズよりも神戸(大阪???)バファローズ、ヤクルトスワローズより東京スワローズの方が、試合結果も気になるし、声援も送りたくなるもんでしょう。


もっとも私は「東北」楽天ゴールデンイーグルスと言われても、何だかなという感じですけど。仙台ゴールデンイーグルスなら、全然違ったかな。
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男子10000M

大森輝和の覚悟を決めた挑戦を見た前半と、覚悟を受け入れた中盤、そしてギリギリのエネルギーで走りきった終盤に感激しました。

訪れるだろう結果を知っているのに、果敢に粋がってみせるというのは勇気がいること。でも、今日、失敗に終わっても、それが明日の成功の糧となることだってあるはず。


「屈辱をバネに」なんていう陳腐な表現では、語り尽くせない勇気を教えられるとともに、相も変わらぬTBSスポーツの腐れニックネーム(と、それに支配された実況)に吐き気…。
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ガトリンが優勝した100メートル決勝

外出先から、復活の一歩を記してみたり…。

で、世界陸上が始まりました。大会二日目に、いきなり男子100メートル決勝。結果はともかく、わずか10秒前後の身体パフォーマンスを発揮するために長くも苦しい練習を重ねてきている選手たちに、敬意。

スポーツって、身体能力の発現と同時に、その再現性が問われるものだと思うのですが、たった10秒に凝縮された濃密な時間の中で、再現性を追求する選手の精神力は、見習いたいものです。
身体能力は、見習いようがないので…。
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