NIKE FOTTBALLサイト内のこの映像、サッカーマニアでなくてもこれを見れば、頭の中は「え?ホントかよ!今のマグレ?嘘?狙ってるのかよ?」とクエスチョンとビックリマークの連発間違いなし。是非見るべし。
当映像は女王陛下の命により早速MI6の秘蔵ライブラリーに収録されたのであった。
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MI6のOfficerともなればターゲット追跡に卓越したドライビング技術は不可欠。公道でのカーチェイスは様々な障害があり何が起きるか予測不
可能。一般市民が飛び出すかもしれないし、信号が赤でもターゲットを追いかけるためにはアクセルを踏み込んで突っ込まなければならないことも。一瞬たりと
も気が抜けない。そんな状況を体験できる映像をMI6が入手した。Galliano's TVC Review!さんのサイトでも紹介されている映像だ。
これを撮ったのはアカデミー外国映画賞、カンヌ映画祭のグランプリ作品である「男と女」の監督クロード・ルルーシュ。この男と女という映画、ル・マン24時間レースに出場し、アクシデントで病院に運び込まれたことが原因で、自殺してしまった妻をもっていたレーシングドライバーと、映画撮影中に
事故で死んだスタントマンの夫がいた女が、お互いひかれ合っていくというストーリー。「男と女」が1968年の作品でありこの作品が65年であるので、ある意味予告編のような繋がりと思えば一層興味深い。
撮影に使われたフェラーリ275GTB(ルルーシュ監督の車らしい)を運転していたのはモーリス・トランティニアン。1955年モナコGPでフェラーリに乗り優勝、1950年代のトップランクのF1ドライバー。
公
開当時は逮捕を恐れてドライバー名は公表されなかったそうでだが、ルルーシュ監督は逮捕されたらしい(泣)
ちな
みに「男と女」の主演ジャン-ルイ・トランティニアンはモーリスの甥。この2つの映画そういう点でも繋がっていたようで。その意味でも興味深い。
では、前置きはこのくらいにして、9分間、是非スピーカーをONにするかヘッドホンを耳にして、パリの街を疾走するフェラーリV12の鼓動をじっくり楽しんでください。
"Rendezvous" by Claude Lelouch
ちなみに下はGalliano's TVC Review!さんのサイトにあった"Rendezvous"の走行ルート地図。パリに詳しい人ならイメージつくでしょう。
入口が狭く奥が深い京都の町屋などは、まさに奥行きのある建造物と言えますが、簡単な入口を持っていながら奥の階層に進むとさまざまな機能が用意されているiPodも、同じく奥行きがあると言えます。
和包丁の取っ手は、単純な棒のかたちをしていますが、それによっていろいろな握り方ができます。
単純にすることにより、人が自然に工夫をするようにできているのです。
日本の障子も、単なる仕切りだけではなく、外の光や向こう側の気配を感じさせるものであり、 これもある意味では奥行きのあるデザインと言えるのではないでしょうか。
そのように考えると「奥行き」こそが文化であると言いきることもできます。
小さな入口に対して、奥行きのあるもの。簡単な入口の奥に、複雑な構造を持つもの。
いろいろな使い方が可能なものなど、2005年コクヨデザインアワードは、みなさんと「奥行き」を考えてみたいと思います。
で、そのアワードの表彰式が10/15に行なわれたそうです。受賞作品もコクヨのサイトで公開中。
ざっと見てみたけど、どれも鳥肌が立つくらい発想がすばらしい。デザイナーの皆さんの鋭い発想と感性に感服。頭が下がります。日本のデザイン、なかなかの
ものです。アニメにつづいて日本デザインというのも一つのカルチャーとして世界に広く認められていかれるに違いないと思ったりしてます。
皆さんも是非ご覧ください。できれば今年のテーマについて自分なりのデザインをいろいろ頭をひねって考えてみた後でこの作品群を見れば感動もひとしおだと思います。
「心配するな。フランスの暴徒はどうせすぐに組合を作るから、破壊活動もすぐ週32時間に収まるだろう」
「そりゃまずい。永遠に鎮圧できなくなるぞ。」