先日ドライブ中にJ-WAVEで紹介されていた映画、「ONCE ダブリンの街角で」。
Spyもこれまで海外ミッションで何度も足を運んできたダブリン。そんなダブリンを舞台にした映画というだけでも見に行きたいが、かなり前評判も高い様子。
全米でわずか2館の公開から、観客の口コミで、140館まで上映館を増やし、一館あたりの観客動員数において『パイレーツ・オブ・カリビアン/ ワールド・エンド』などの大作をしのぐ大躍進を見せたらしい。
ストーリーはというと、ケルティク・タイガーと呼ばれる奇跡的な経済成長を遂げるアイルランドの首都ダブリンで、地元のストリート・ミュージシャンと移民の若い女との間に生まれる、音楽を通したラブ・ストーリーという設定。
この作品のキーとなる二人は、国内チャートで1位を獲得するアイルランドの実力派バンド、ザ・フレイムス(THE FRAMES)のフロントマン、グレン・ハンサードと、彼が実際にプラハのツアー中に出会い、自身のソロ・アルバムでも共作・共演したチェコのマルケタ・イルグロヴァ。
監督は、ザ・フレイムスの元ベーシストという音楽家として実績のあるジョン・カーニー。
いわゆるインディーズ系の低予算映画。主演のグレンも初めは出演予定ではなかったが当初予定の俳優が予算の都合で使えなくなり代打で出ることになったらしい。相手役のマルケタも、グレンが監督に誰かいい女優がいないか?と尋ねられて紹介したことがきっかけらしい。
映画サイトでTrailerが見れるが、そこに映る映像は懐かしい風景ばかり。ダブリンの銀座並木通り(あるいは表参道?)ともいえるショッピングストリートのグラフトン通り。
そしてダブリン郊外の美しい海岸線、キライニーヒルの風景(ここは有数の高級住宅地でU2のボノやエンヤも住んでいると聞いた記憶)。
サントラも相当な売れ行きらしく、アイリッシュな響きに溢れるアルバム。ろうそくの炎のゆらめきのような温かみのあるサウンド。こちらはitunesで早速ダウンロード。当面はこちらで楽しんでおこうかな。
公開は11/3から。東京国際映画祭でも上演予定らしい。
映画鑑賞後はアイリッシュパブで余韻に浸ることを計画中。
映画のURLはこちら
http://www.oncethemovie.jp/