Speed Bird:Tokyoボンド&ボンドGirlのCoolなSPYスタイル

グルメと遊びは一級品の英国情報部員007御用達、Tokyoボンド&ボンドGirlの為のハイセンスで愛すべき店をご紹介。

人工人工知能(Artificial Artificial Intelligence)

2005-11-07 20:09:45 | Spyなetc.
なんだかAmazonが凄い事やりはじめました。それはAmazon Mechanical Turk。
Mechanical Turkとは、「作業自体は簡単だが、人間を必要とする(機械処理はまだ難しい)」というタスク(Human Intelligence Tasks:HITs)を、Webの力を借りて処理しようという仕組み。このサイトによれば、

「Complete simple tasks that people do better than computers. And, get paid for it. Choose from thousands of tasks, control when you work, and decide how much you earn.
(コンピューターより人間がうまくやれる単純なタスクをやって、お金をもらおう。何千ものタスクから選んで好きなときに働いて、いくらもらうかも自分で決めよう)」

ってものらしい。単純なタスクというのは、たとえば「その写真にピザ屋が写ってるかどうかを確認する」といったもの。これは人間には簡単だがコンピュータにはかなりな難問。こうした人間向きな仕事をおこなって、その報酬として小銭をもらう(10セントとか?)という感じ。

こうした零細労働力を、Webという膨大な作業空間を経由してかき集め利用するというアイデア。プログラマはその関数の中に人間の作業をコードで書き込む。プログラム上にWEB経由の「人力(じんりき)」という新たなリソースを呼び出して使うという大胆な発想。

read (photo);   //写真を読み込む
photoContainsHuman = callMechanicalTurk(photo); //人がうつってるかチェック
if (photoContainsHuman == TRUE) {  //もし人がうつってるなら、写真をロード
 acceptPhoto;
}
else {
 rejectPhoto;
}

 という感じになる。これを応用して「合コンをセットする」→「かわいい子がいるかチェック」→「かわいい子がいれば2次会をセットする」なんてプログラムを書き、自分は2次会から参加なんて夢のようなプログラムも可能かも。

Mechanical Turkという名前の由来は、Mechanical Turk : The True Story of the Chess Playing Machine That Fooled the World という本に書いてある物語にあるらしい。チェスマシンが人間を倒したのだが、その機械は実は中にチェスマスターが隠れていて、機械を操っていただけだっ た、でもみんな騙された、という話。

このシステムどこかで見たような、、、と思ったら、ふと気付いた。あの映画マトリックスの世界。あの映画の中では人間をプラグに繋いでその仮想世界をコンピュータが利用するという世界。まさにそれを現実のものにする発想。それに気付いたときにはちょっと寒気が。。。

Blogランキング参加中!Click感謝→