Speed Bird:Tokyoボンド&ボンドGirlのCoolなSPYスタイル

グルメと遊びは一級品の英国情報部員007御用達、Tokyoボンド&ボンドGirlの為のハイセンスで愛すべき店をご紹介。

デンマーク空軍、サンタに賠償金

2005-09-30 19:10:25 | Spyなetc.
AP通信よりコペンハーゲン発の衝撃的なニュースが英国情報部に入った。危く今年のクリスマスに世界中で悲劇を引き起こしかねなかったその事件とは、、、


デンマーク空軍は木曜、パートタイムのサンタに対して31,175クローネ(5,032ドル)の賠償金を払ったと語った。

これは空軍ジェット機が彼の農場の近くを轟音を立てて飛行したときにトナカイが心臓発作で死んだことに対するもの、とのこと。

今年2月、デンマーク中部のオラビ・ニカノフさんの農場でルドルフというこのトナカイがのんびりと草を食んでいるところへF16戦闘機が低空を轟音を立ててかすめていった。

トナカイは倒れて死亡。今度のクリスマス、ニカノフさんのソリを引くのはたった一頭のトナカイになってしまった。

ニカノフさんは空軍に抗議し、その結果軍はトナカイを買うお金と獣医にかかった費用を払うことに同意した。

 「我々はサンタから彼のトナカイの死に関する抗議の手紙を受け取り、真剣に検討しました」と空軍スポークスマンのイエンセンさんは語った。

空軍はフライトデータ、獣医のレポートを分析した結果、デンマーク軍機がその死を引き起こしたであろうと結論付けた。

「我々は世界中の子供達がプレゼントを貰えることに繋がるのであれば喜んで賠償金を支払う」とイエンセンさんは語った。

ニカノフさんは賠償金には満足しており、そのお金で新しいトナカイをクリスマスまでに購入するするつもりだと語った。


以上、AP通信からの速報でした。
いっそのことサンタさんがデンマーク空軍機でプレゼント配りなんてのも楽しかったかも。

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Fat Duckの料理

2005-09-29 12:50:52 | Spyなグルメ
科学的分析に基づき料理をつくりあげていくブルーメンタールのレストラン「The Fat Duck」ではどういった料理が味わえるのか?「レストラン」誌の2005年ベストレストランに選ばれた店のメニューとはいったいどういったものか?いよいよ今回はその真相に挑む。

例えばシェフが趣向を凝らした力作、90ポンドのTasting Menuにはこんなものが並んでいる。

緑茶・ライムの液体窒素ムース
スモークベーコン・エッグのアイスクリーム
サディーン・トーストのソルベ
かたつむり入りのポリッジ(オートミールのお粥 )
白いチョコレートにキャビア
皮・樫・タバコのチョコレート

どれも味の想像が全くつかないものばかり。
Webで見つけた下の写真は多分Nitrogen(液体窒素)料理だと思う。一番上の液体窒素ムースの料理もこんな感じかな?

ファット・ダックが世界一に選ばれたとき、英国のメディアは特にこのかたつむりポリッジを盛んに取り上げという。かたつむりとポリッジといえば、ど ちらもちょっと苦手という人が多いが、このブルーメンタールは大胆にもこれらを合体させてしまったのだから無理もない。そんな常識にとらわれないアプロー チがここを訪れる人に新鮮な驚きを与えてくれる。
ちなみに「かたつむりポリッジ」のレシピが知りたい方はこちらのBBCのFoodサイトをご覧ください。(誰か腕に覚えのあるチャレンジャーは作ってレポートしてください!)

彼の料理は、自分達の子供の頃新鮮な体験、つまり初めて食べた美味なるものを知ったときの驚き・感動の再体験という意味で私達の深層心理に働きかけ ているのかもしれない。人間は経験を積むことでプラスになることもある一方で無意識のうちに固定観念にとらわれ、新鮮な体験という機会が減ってしまってい る。このレストランはそういったバリアを氷解してくれる貴重な場所であり、それが人々をひきつけて止まない理由なのかもしれない。

ちなみにお店の内装はこんな感じ。

カジュアルそうな肩のこらない雰囲気もいい感じ。

ここのリンク先には実際にこのレストランを訪れた人の感想が書かれているので興味のある方はどうぞ。

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Fat Duck開店顛末記

2005-09-28 19:07:07 | Spyなグルメ
今英国で、いや、世界で一番注目されているかもしれない、シェフ、それがレストラン「The Fat Duck」のシェフ、ヘストン ブルーメンタール。1966年5月27日生まれ、39歳。

彼を料理の世界に開眼させたのは16歳の夏休み。家族でフランスへ旅行へ行った際のプロバンスのレストランでの食事であった。その素晴らしい体験が彼をこの世界に導くきっかけに。

学校卒業後彼はレストランを持つ資金を貯めるべく事務機器セールスマンとして働き、1985年には妻となる看護婦のスザンナに出会う。そして貯金 をしては彼女と共に美食探求の旅にでることに。また彼はこの頃彼のバイブルとなるHarold McGeeの本に出会いベーシックなフードサイエンスを知 る。

そして1995年、ついに念願の自分のレストランとなる物件をBrayに見つける。それはBellと言う名の450年の歴史の古いPubであった。(これ が後に今のFatDuckになる) FatDuckという名前の理由は何か?とよく聞かれるらしいが、実は何かいい逸話が無いか探してるというのがホント のところらしい。

さて、古いPubをレストランとして改装開業する前に、彼は地元のお客さんの実態を掴んだりするためにしばらくBarとして店を数週間開くこと に。ところが、、、来店するのは辺りのPubで出入り禁止をくらった飲兵衛たち。地元警察がきたと思えば、何かトラブルがあったら通報するように、って言 われたらしい。

そんなこんなの試験開業のあといよいよレストランへの改装に着手。ここでも面白い逸話が。。

改装工事中、スカーフを巻いて杖をついた おばあさんが近くを通りかかった。おばあさんは店の中をのぞいて興味深そうに、何しているのかい?って聞いてきた。彼は熱心に彼のプランを説明し、おばあ さんが古いパブに変わって新しいビストロができることに喜んでくれるものと期待した。が、おばあさんは彼を見てこういったらしい。「今まで5年間に3人 オーナーがいたが、奴らの店は潰してやった。お前もだ!」
杖を彼に向け振りながら彼女は去っていった。。。

さらには数日後、Brayの自治体 から開店祝いのレターが届いたが、そこにはなんとこの店の名前が村のイメージに合わないという指摘があったらしい。そんな暖かい?歓迎ムードに包まれてのスタートであった。

開店してからも一苦労。オーブンは爆発するし、ガスは火力が弱いときている。料理界の教えでは沸騰したお湯に塩をいれて野菜の緑色を保つというのがある が、そのためにはお湯をずっと沸騰させておかねばならない。が、それはここのガスの火力を考えれば無理な話だった。が、災い転じて福となす、ここが彼の気付きの素晴らしいところだが、ブロッコリを使ってテストするうちに必ずしも塩が緑を保つために必 要ではないということに気付いた。いろいろ調べていくうちに彼はシェフというものには一緒に働いていくれる科学者が必要だということが分かってきた。

そしていろいろな人脈をたどりはじめた。その過程でNicholas Kurtiというオックスフォード大学教授のことを知る。彼は35年前に分子美食法 という言葉を作り出した人物であった。が、彼は数年前に亡くなっていたため、彼はその妻から分子美食法のワークショップの参加者名簿をもらい、そのリストをた どることにした。そうして彼はBristol大学のDr Peter Barhamに連絡することに。ブルーメンタールが彼に茹でるときに塩が必要ではない話をしたとき、彼はこういった。「ついに、シェフがこのことを理解したぞ!」

99年には彼は風味心理学に興味をもつようになっていた。彼がカニのリゾットにカニアイスクリームを添えて出すとき、彼はアイスクリームという表現が知覚 の世界を変えてしまうことに興味を覚えた。「カニ・アイスクリーム」と呼ぶことが、味覚にバリアをつくり実際以上の甘さを作り出すのであった。だが、「カ ニ アイスクリーム」が実はカニのスープの凍らせたものであると聞かされたときに反応は全く別のものになる。感覚のバリアが無くなりアイスクリームは実際 のとおりに味が感じられるのである。

2000年にはレストランは改装され(天井が崩れ落ちそうであったので!)、その翌年にはミシュラン2つ星を獲得し、2003年にはオックスフォー ド大学で300人近い聴衆を前に講演することにもなった。そして2004年にはミシュラン3つ星を授かり、彼の著書「Family Food」はグルマン・ワールド・クックブック・アオードのクックブック・オブ・ザ・イヤーを受章した。

そして2005年、記念すべきFat Duckの開店10年目に「レストラン」誌のベストレストランに選ばれるのであった。

英国情報部から入手したレポートを基に彼の人生を駆け足で辿ってみた。サクセスストーリーの裏にはいくつかの偶然的な出来事が重なっていると同時に、こうした機会を自分の人生のチャンスに変えてしまうトコロはやはりデキる男のなせる技なのでしょう。
うーん、ますます行ってみたくなってきました。この店。

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GQ Men of the Year - Heston Blumenthal

2005-09-27 12:30:22 | Spyなグルメ

British GQの最新版ではMen of the Year 2005を特集中。その中でChef部門で栄えあるNo1に選ばれていたのがヘストン・ブルーメンタール氏。(↓写真左)


彼は2005年4月、雑誌『レストラン』誌が発表する世界のレストラン・ランキングで、堂々第1位に選ばれた英国バークシャーのブレイ村(ヒースロー空港から車で30分位)レストラン「ザ・ファット・ダック」 のシェフ。これは国際的に活躍するシェフや批評家、レストラン経営者などの審査員による投票で「世界のレストラン・ベスト50」を選ぶもの。英国のレスト ランがフランス、スペイン、アメリカ、オーストラリアなどを押しのけて一位を獲得してしまったのだから結構な話題に。

で、彼の料理スタイルは非常にユニーク。
その名も「分子美食法 (Molecular Gastronomy)」。

なに?それ。

そう、聞きなれないコトバですよね。
これって、簡単に言えば科学的原理を料理の理解と改善に応用していくというものらしい。

ブロッコリを茹でるときに塩を入れるのはなぜ?
今までそれは緑色を保つため、と言われてきたようだけど実は塩をいれなくてもいいらしい。そんな料理の常識的な概念を科学的観点から見直していく彼のメ ニューは普通には想像できないようなものばかり。さて、彼はいかなる人物なのか、FatDuckとはいかなるレストランなのか?

地元、英国情報機関MI5、MI6の全面的バックアップをうけてSpeedbirdが次回その真実にせまる!

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目指せ英国情報部 就職活動記 その3

2005-09-26 08:34:04 | Spyなetc.
さて、前回MI6サイトを見つけたんで、今回はその兄弟分のMI5サイトへ。こちらもGoogleで簡単に?見つかる。webサイトの充実度ではMI6よりこちらの方がかなり上。サイトのメニューバーから「Job」のリンクをクリックすると、MI5のミッションについて書かれたページに飛ぶのだがそのページの冒頭のあたりにwww.mi5careers.co.uk というJobサイトにリンクがある
ここにはホント詳しい情報が特盛り状態。 ちょっとこれにはビックリ。そこらの会社の採用ページよりも情報あるかもってくらい詳しい。

さっそくThe Jobsのページへ行ってみる。で、ここに例によって職種紹介がある。

Administrative Assistants
Electronic Technicians
IT Security Specialist
Language Unit
Network Security Specialist
Surveillance

といった仕事が並んでいるが、この中でSurveillanceとあるのが、
この中ではSpyのお仕事っぽい。で、そのSurveillanceのページへ進むと、まずはその役割について書かれている。

The role

Mobile surveillance officers follow targets of national security investigations as identified by desk officers. It is all about observing the people or places, either on foot or by vehicle. 

国家保安捜査上のターゲットを追跡すること。徒歩または車で人物や場所を張り込むこと。

To work in this area, you'll first need to pass a physically and mentally demanding, non-residential course lasting 75 days.

75日間の厳し~い訓練があるらしい。

Surveillance is a practical skill and it may take up to two years to reach full proficiency.

一人前になるまで2年。

The starting salary at grade MS5 is £23,472 rising to £26,960 on successful completion of the training course,

給与も大公開。470万円から540万円くらいらしい。危険な仕事の割りに意外と安い。(泣)

Discretion is important to the Service, so please only discuss this application with your partner and/or immediate family.

彼女と家族以外には話しちゃだめだとさ。

そして、何といっても興味深いのが 本邦初公開(ホントかよ?!)のこのコーナー



それは、、、




「スパイの一日」 のコーナー


もうまるでどっかの就職雑誌みたいです。ドキドキ。
さっそくその A day in the life of a Surveillance Officer
のページへ。

06.30    
「紅茶を飲み同僚とおしゃべり、そのあとブリィーフィングルームへ」

ちょと早起きですね、早番かな。英国人らしくコーヒーでなく紅茶で一日は始まります。やはり英国の伝統を愛する気持ちがなくては勤まらない仕事なんでしょう。
      
06.45    
「サーベイランス・プラニング・オフィサーが
これからの勤務の作戦についてブリィーフィングをはじめる。」
まずは朝礼から。ブリィーフィングで一日の始まりですね。
     
07.15    
「敵の住所へむけ出発。今日の役割は監視日記担当らしい。作戦中のあらゆる出来事の記録が仕事。で、相棒はメラニーで運転担当。通信は二人で担当。」
      
12.00    
「一仕事終えてテームズハウス(MI5のあるところ)に帰る。
監視記録の報告と書類作業、通行料の支払い作業。次の仕事のブリーフィング待ち。」

ちなみにテームズハウスって↓こんなとこ。

     
12.30    
「お昼ごはんはサンドイッチ。来週のスカッシュのゲームの準備。」

14.00    
「北アフリカのテロリストについてのブリーフィング。内勤担当のへレンが背景説明。やること はBrightonへ移動し敵が集合する予定のホテルでの監視。目標がコンタクトする全員の写真をとり、彼らの車の記録をとり可能であれば彼らの住所を特 定する、っていうのが仕事。」

14.20
「ブリーフィング終了。家へ帰る。お仕事おしまい。」


以上スパイの一日。なんか探偵みたいな地味な一日。
美女はどこ?秘密兵器は?グルメな食事は?やはりMI6でないとボンドみたいな生活は送れない?

ちょっとジミな仕事に現実を見た気もするが、気を取り直して採用プロセスの説明へ。

The recruitment process

The selection process is competitive at all stages and involves a series of interviews and assessments that include a two-hour-long driving assessment to evaluate your driving skills. Also, map interpretation and observation skills. There is also a medical examination.

面接やテストがあるとのこと。2時間の運転テスト、地図理解能力や監視技術のテストもあるらしい。それから身体検査も。
これらをパスすれば晴れてMI5のOfficerの仲間入り?!ってことか。


どうです?興味わいてきました?
そんな方はApplyのページへ。
0845 300 1438 なーんて連絡先電話番号まで書いてあります。
そしてご丁寧に応募フォーム付き。
ただし、英国籍ないと応募資格ないみたいですけど。(早く言えよ)

MI6,MI5という英国情報部を紹介してきたが貴方ならどちらに応募する?才色兼備ボンドGirlの応募も大歓迎!

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目指せ英国情報部 就職活動記 その2

2005-09-25 08:50:12 | Spyなetc.
"MI6 SIS"をキーワードにGoogleでヒットしたサイトはForeign & Commonwealth Office Secret Intelligence Service(SIS)。まさにMI6のサイト。
このサイトにはSISや他の情報機関について説明したパンフレットへのリンクもあったりする。↓これがその表紙。

このパンフレット見てみたけど最初のページにブレア首相の言葉とサインがあったり、MI5やGCHQなど他の情報機関についても説明があったり、これを読めば大まかな英国情報機関の概要がわかるようになっているスグレモノ。

そんなパンフレットに続いて読み進むとMI6職種紹介が書いてある。ふむふむ。

まず最初に紹介されるのが

The Intelligence Branch (IB)

情報局ってことでしょうか。仕事内容を見ると、
「優秀で対人能力・知力があり国際環境で働くことに興味があること、政治的問題への関心は重要。厳しい環境下で困難な問題を解決する資質・活力・想像力を有すること」
ってことらしい。これがジェームズボンドの所属するトコかも。

他の職種としては

The Scientific and Technical Branch (S and T)

これはいわゆるハイテク担当かな。秘密兵器開発担当のQもここの所属でしょう。自分はハイテク使うのは好きだけど、ちょっと開発までは無理。

Linguists

言語担当ですね。多分最近だとアラビア語とか中国語なんか重要なんでしょう。

Other Roles

その他もろもろの仕事ですが、ここにはSecurity Guardsなんていう仕事のほかに、Driverなんて結構敷居の低そうな仕事もあるみたい。別にA級ライセンス的なものは求められてなくて免許証がクリーンであれば良いようです。

さて、そんな職種紹介欄に続いて、その次には応募要綱的なオハナシが書かれてる。まずは、

Suitability

応募要件、これ肝心。英国人である必要アリで、親の片方も英国人である必要。また最近10年間ほとんどを英国で暮らしていることも必要らしい。

Getting in Touch


おっと、ありましたありました。これが応募先ですナ。希望職種を書いて履歴書を私書箱1300, London, SE1 1BDに送れば良いとの事。意外と簡単じゃん~ 

IMPORTANT


注意書き。SISに応募してることは他言無用、これを破ったら不適格にするよ、とのこと。やっぱりSpyは人知れずやらなくてはね。言いふらしちゃ駄目です。


って感じでいろいろ書いてある。適格者で興味ある方は今すぐオー人事、オー人事じゃなくって履歴書を私書箱1300へ。
ちなみにMI6のビルはテムズ川沿いに建つこんな↓建物。

1995年、本部がランベスから、現在のボクスホールに移動。奇妙な外観の新本部ビルはその形状からレゴランドとも呼ばれたりしている。
警備体制が強化されており、盗聴、爆発物に対する防御が施されていて2000年9月20日、リアルIRAが対戦車ロケット砲をビルの8階に撃ち込んだが、損害は軽微であったらしい。さすが、である。

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目指せ英国情報部 就職活動記 その1

2005-09-24 01:50:08 | Spyなetc.
いつの時代も優秀な人材はリクルートが困難。人材派遣会社も盛んだしヘッドハンティングや転職などなど優秀な人材は引っ張りだこ。われらがMI6も事情は同じ。

ん?MI6(エム・アイ・シックス)って何?

って方に簡単に説明しときます。はい、ここメモの用意。

いわゆる英国の諜報機関で有名なのが
The Security Service
(一般的にはMI5で知られる)とThe Secret Intelligence Service(SIS:こちらは一般的にはMI6で知られる)。英国のCIAのようなものです。MIは "Militaly Intelligence"の略。MI5とMI6はさしずめ軍事情報局5課、6課といったところか。MI5が英国国内の諜報活動、MI6が 国外での諜報活動担当と分かれていて、ジェームズ・ボンドは後者のMI6所属。MI6が外務大臣の管轄下の一方でMI5は内務大臣の管轄下。

で、そんな秘密めいた謎の組織のMI6だが、なんと先月タイムズが報じたところでは求人広告をはじめたとのこと

ちょっとこれにはオドロキ。時代の趨勢なのでしょうか。それまでオックスフォード・ケンブリッジでリクルーターによる一本釣り的に優秀な人材を採用してきたMI6としては大きな飛躍に違いない。
記事には今までのMI6の採用活動にも触れています。ちょっと紹介すると、

The only advertising deployed by MI6 until now has been so opaque that applicants arriving for initial interviews have had no idea who their potential employers might be.

「それまでのMI6の広告といえば不透明で、志願者は最初の面接に来るものは実際の雇用者が誰かも知らない」

They get an inkling only after they have been through several interviewing hoops, perceived to be necessary to ensure that only suitable applicants reach the stage where the details of a potential spying career are revealed.

「いくつかの面接を通って適性のあるものだけがスパイの仕事だということが明かされる」

って感じで、ひたすら謎めいたものであったらしい。ただ、へぇーと思ったのは、人材募集方法は実はオックスブリッジからの一本釣りだけではなく、

MI6 created the number ― PO Box 1300 ― in 1992 but started using it as a recruiting tool only in 2001. That in itself was a break in tradition, but only those who were aware of the existence of the number or found it by chance on the Foreign Office website applied by that route.

「MI6は私書箱1300号というのを持っていてForeignOfficeのWebsiteでたまたま見つけた人はそのルートで応募することができた」

っていう知る人ぞ知るルートがあったらしい。そんな裏道?があったのか。知らなかった。

このMI6のリクルートの記事を知って、われらが英国情報部のリクルートに興味を持ったのでちょっとリサーチって見ることに。まずはMI6のサイトを探 しに。まさかスパイ組織のホームページなんて簡単に見つかるわけないよなー なんて駄目元で"MI6 SIS"をキーワードにググってみたら、なんとこれがあっさり見つかりました。 Googleのトップにヒットします(笑) 

次回はそのMI6サイトについて取り上げたい。

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JetBlue A320 landing at LAX

2005-09-23 03:50:55 | Spyなetc.
今日は昼間っから衝撃的な映像でしたね、Jetblueのエマージェンシーランディング。ニュースを聞きつけたのは勤務中でしたが、仕事放り投げてCNNのLiveにかぶりついてました。見逃した方はこちらのサイトからCNNのビデオが見れます。

Jetblueについては以前の記事で ほんの少し触れましたが、USのNYにベースをおく、2000年2月にスタートしたばかりの急成長中のLCC(Low Cost Carrier)の一つ。DeltaやNorthwestなどがChapter11ファイルする中で元気がいいのはSouthwestやこの JetBlueといったLCC。

LCCといってもこの会社はレザーシートに全席シートテレビ装着といったビジネスユーザー志向。

CNNによれば乗客はこのシートテレビで自分たちの便の映像をLiveで見ていたらしい。究極のLive放 送、迫力有り過ぎだけど。でも流石に着陸数分前にはTVは切られていたらしい。Braceポジション(衝撃防止姿勢)とらないといけないのでTV最後までみていられても困 るからね。

ノーズホイールが真横に向いてしまった中、

3時間燃料を消費して(万が一の火災のリスクを減らすとか機体自重を減らしておくため)このエマージェンシーラ ンディングに臨んだわけだが、某海外pilotの掲示板サイトを見てもそうだし、友人の某海外AirlineのPilotも言っていたが、クルーは教科書通 りにすばらしいランディングをやったという声が多い。もちろんクルーはこういう事態に備えて日頃たゆまぬ努力をしている訳で今回のクルーだけがずば抜けて 特殊な技術を持っているというわけでもないと思うが、それでもメインギアをつけてから極力ノーズを上げた状態を保ち、じんわりとノーズギアを接地させ被害 を最低限にとどめた上ぴったりとセンターラインをキープしていたのはスバラシイと思う。今度はMI6で是非雇いたいものだ。

PilotはScott Burke(機長か副操縦士かはわからないけど)という人らしい。彼は、

"He joked that he was sorry he put the plane down 6 inches off the center line,"
(センターラインを6インチ(15cm)外れてゴメン!)

ってジョークを言っていたらしいです。Cool!

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ミロンガ・ヌオーバ

2005-09-21 02:05:40 | Spyなグルメ
神田藪そば→竹むら→兵六と続いた神田サーベイこれで終わるかと思ったが、兵六を出るときに常連さんに声を掛けられたのが縁で、さらにもう1軒いくことに。行き先はこの店から数軒隣のミロンガ・ヌオーバ。

店構えは古風なレトロなジャズ喫茶風。近くにはこれも有名な名店ラドリオも並ぶ。レトロな雰囲気好きには垂涎のエリア。

で、ここは世界のビールとタンゴを楽しめる店。一見すると店構えは常連さんばかりの気難しい感じがするが決してそんなことはない。店に足を踏み入れればタンゴが静かな店内に響く落ち着いた店。迎えてくれるのは楚々とした印象の女性2人。好印象の彼女たち、この店の雰囲気にもぴったりである。

もうおなかは満腹であったのでビールを頼む。ビールは世界各地の有名ドコロがずらりと揃う。Spyはメルボルンでよく飲んだVB(ぶいびー。Victoria Bitterのこと)をオーダー。


初めてメルボルンに行った時、ウェィトレスにビールください!って頼んだら「ブイビー?」っていきなり聞かれて訳がわからず???になった頃が懐かしい。 メルボルンではビールといえば「ぶいびー」って感じでビールの代名詞でもある。あのオーストラリア出身の俳優ラッセル クロウがVBが飲みたくてわざわざ お取り寄せしたという話もあるくらい。

そんな懐かしいVB片手にタンゴを聞きながら神田の夜はふけていく。タンゴとビールっていうちょっと粋な組み合わせとレトロなこの雰囲気。日常を脱出したい向きは是非。

■ミロンガ・ヌォーバ
東京都千代田区神田神保町1-3
電話     03-3295-1716
営業時間     10:30~22:30(土・日曜、祝日は11:30~18:30)
定休日     無休

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兵六

2005-09-19 19:10:19 | Spyなグルメ
さて、先週、神田藪そば→竹むら、と続いた神田地区サーベイのミッション、実は竹むらで終わりではなかった。本当は昨日竹むらの続きということでこの店の 話を書こうと思っていたのだが、あまりにもブッシュねたが笑えたのでイキのいいうちにということで急遽繰り上げ記事となった次第。ということで今日は本当 は昨日書く予定であった話。

竹むらでデザートを楽しんだ我々が向かったのは神保町、居酒屋の兵六という店。神保町では老舗中の老舗。知る人ぞ知る居酒屋の名店らしい。

この店、冷房なし、扇風機なし。ついでに言えば電話もない。星一徹のように頑な気質の店である。店は非常にこじんまりとしている。主人を囲むようにコの字型のカウン ターがあり10人ちょっとくらいのキャパであろうか。カウンターの後ろには小さなテーブルがけの席がちょこっとあるくらい。30才くらいの若さとおぼしき 3代目という主人が店をきりもりする。

この店に案内してくれた辣腕Officer Dが勧めるのは焼餃子。これがうまいうまい。かりっともちっとした皮がいい。やはり餃子は皮が命なり。

酒は焼酎を頼んだ。徳利、お猪口とは別にちいさいヤカンが出される。この小さなヤ カンにはお湯が入っていて、これでお猪口にお湯と焼酎を注いでお湯割りにするという仕組み。酒の肴には餃子の他にも酒盗等々のんべい受けする類がいろいろある。

その日はカウンターの半分くらいが常連さん。われわれ二人が帰ろうとすると、「帰っちゃうの?」なんて、急にその時になって話しかけられたり。そ こか ら話が盛り上がり、焼酎頼みなおしで飲みなおし。常連さん方、我々二人が入ってきてから片目で我々のことを観察していたらしく、いろいろ興味津々だった様 子(笑)。初めての人間でも暖かく迎えてくれる常連さんの暖かい雰囲気がこの店に良く似合う。この界隈での古本屋めぐりの後にまた立ち寄ってみたい店で ある。

■ 居酒屋「兵六」(ひょうろく)
電話: なし
住所: 101-0051 東京都千代田区神田神保町1-3-20(三省堂書店のちょうど裏あたり)
営業: 17:00-23:00、無休