Speed Bird:Tokyoボンド&ボンドGirlのCoolなSPYスタイル

グルメと遊びは一級品の英国情報部員007御用達、Tokyoボンド&ボンドGirlの為のハイセンスで愛すべき店をご紹介。

SIDE STREET INN@HNL

2006-08-30 00:21:49 | Spyなグルメ
夏休みより帰国して仕事開始。。
ジェットラグの中、流石にこの時間まで仕事すると頭が働いてません(泣)

今夏の逃亡先はホノルルだったのですが、前の仕事でカウンタ―パートだった現地の友人とあったりB級グルメ三昧やワイキキから足を伸ばしてカイルアに行ったりと色々楽しみました。カイルアで泳いでいたら、5m位先に海カメがぽっかり顔を出したりしてくれたのが嬉しい驚きでした。

最後の晩にはオアフの一流シェフがよく足を運ぶという有名食堂、サイドストリートインという店に行ってきました。

B級グルメの典型のような決して綺麗とは言えない店だけど、7時には既にロコで満員大盛況。TVモニターがあちこちにあってスポーツ中継したりしているスポーツバーみたいな店。

メニューはアジア系ハワイアン料理かな。ステーキも柔らかくてうまかったしポキもうまかった。店がまえはかなり怪しいちょっと入るのが躊躇される店だけど安・旨。アラモアナから近いので便利。

風の影 by カルロス・ルイス・サフォン

2006-08-25 17:59:29 | SpyなBook
今年の夏の旅の友に選んだのは「風の影」という小説。
スペインのバルセロナ生まれの作家、カルロス・ルイス・サフォンの作品。

上下巻におよぶ大作だが、一気に読んでしまった。それほど面白い、引き込まれる作品。久しぶりに夢中になって読み、また読後の余韻に長く浸ることのできた小説。最近のベストセラー大作ではダビンチコードがあるが、個人的にはこちらの方が上をいく作品であったというのが正直な感想。

この小説との出会いは、確か7月初めの頃。通勤電車に揺られて座っていたとき、ふと目を上げると、目の前の人が熱心に読んでいたのが、この「風の影」のパイロット版(見本版。出版社の人だったのだろうか?)。
気になってAmazonで調べると、数週間後に発売される小説とのこと。早速予約購入し、この夏のバケーションの一冊に大事にとっておいたもの。

読み始めたらまたたくまにこの本の世界に引き込まれ、上下巻をあっという間に読みきってしまった。良作の例に漏れず、最後の数ページは読み終わるのが大変惜しく、ページをめくる指が骨董品にでも触れるかのように、ゆっくりと丁寧になってしまう、そんな作品だった。

この本の舞台は1945年のバルセロナからはじまる。無数の書物が眠る「忘れられた本の墓場」で10歳の少年ダニエルは、偶然一冊の本を手にする。この本との出会いによって、ダニエルは知らず知らずのうちにその本の謎の作家フリアン・カラックスをめぐる暗い過去の世界へと引きずり込まれていくことになる、というストーリー。

この本のジャンルは何か、と問われると答えるのが難しい。
ゴシック調の香り漂うような、19世紀文学のような、独特の世界で展開するミステリーが主体ではある。しかし、この小説が単にミステリーに終っていないのは、主人公ダニエルが少年から大人になっていく過程の10年間に複雑に絡み合いながら描かれる様々な人々の複雑な人生や傷や悲しみがあるから。この作品の素晴らしさは多彩な登場人物と彼らの一人一人の心を丁寧に描き出しているところであり、その意味でこの作品はミステリーと言うジャンルだけに押し込めてしまうにはあまりに惜しい。上巻ではさまざまな人物が登場し混迷を増す展開の中で、複雑で不穏な色に染め上がっていた一本一本の糸が、下巻では一気に、お互いがしっかりと重なり合い素晴らしい文様を描く一つの織物に仕上がっていく展開は圧巻。

「風の影」はスペインの現代小説では史上空前の超ロングベストセラーとなり、すでに37カ国で翻訳出版され500万部を突破、フランスでは2005年、最優秀外国文学賞を受賞したという。そして特筆すべきは、この小説が、広告や宣伝などでの特別なマーケティングなしに、ひたすら読者の口コミによって読まれていったものだということ。

バルセロナに行ったことがある人にとっては、いろんなシーンがより鮮明にイメージできるかもしれない、お勧めの作品。もちろん自分を含めてバルセロナにはまだ行ったことがない人でも、読んでいるうちにその空気の温度が伝わってきそうな作品。

そして、男性諸兄にとっては、初めて恋をした時のあの純粋な?少年の頃の思い出がよみがえるような作品でもある。その意味でもお勧めかも。

とにかく読むべし。

マッチポイント

2006-08-18 10:43:44 | SpyなMovie
見たい映画なので、ちょっとブックマーク。
8/19から公開の「マッチポイント」。

「ロスト・イン・トランスレーション」のスカーレット・ヨハンソンン主演、ウッディ・アレン監督の映画。この組み合わせを聞いただけでも興味津々。

映画情報サイトからひろってきた話をまとめると以下の様な感じ。ますます見に行きたくなります。

まず、内容はというと、、

「アニー・ホール」「マンハッタ ン」のウッディ・アレンがニューヨークを離れ、イギリスで作り上げたラブ・サスペンス。ロンドンの上流社会を舞台に、元プロテニス・プレイヤーの野心家ク リスが、成り上がり、そして転落していく様を、結婚や仕事の成功など人生における様々な決断を通して辛辣に描く。主演クリスには「M:i:III」のジョ ナサン・リース・マイヤーズ。クリスの運命を狂わせるノラにはスカーレット・ヨハンソン。

というストーリー。

なんといっても、気になるのは、近年、実力と美貌を兼ね備えた若手女優として引く手あまたのスカーレット・ヨハンソン。

まぁ、“魔性”のとか"小悪魔"なんて形容詞がついてしまったりする彼女だが、まだ21歳。

けれども、その年齢に不釣合いなほどグラマラスなルックス&「男は30歳以上に限る」といった発言で、なにかと話題度の高い彼女。

そんな彼女の今回の作品も、その小悪魔っぷりがいかなく発揮されているらしい。

ヨハンソン演じるノラは、ジョナサン・リース・マイヤーズ演じる主人公クリスの前に現れたかと思うと、クリスは結婚も間近な恋人のある身ながら、ノラの魅力に抗えずに不倫の世界に足を踏み入れてしまうという役どころ。

しかも、監督のウッディ・アレンは彼女をいたく気に入った模様で、早速次回作「Scoop」でも彼女を起用しているし、今秋公開の「ブラック・ダリア」 (ブライアン・デ・パルマ監督)でもヨハンソン演じるケイは、恋人の親友を惹きつけてしまうという役どころ。男を狂わせ、悩ませる役ではハリウッドNo1 といったところか。

彼女がマッチポイントでどんな魔性ぶりを演じてくれるか、非常に楽しみな作品。

そんな彼女の歴史を以下でちょっと概観。
その小悪魔っぷりを堪能してください。

私生活で噂になった主な相手(その関係)と年齢差
ジャレット・レト(恋人→破局) +13歳
ベニチオ・デル・トロ(噂のみ) +17歳
ジョシュ・ハートネット(恋人・現在進行形) +6歳
スカーレット・ヨハンソン

2001年 「ゴーストワールド」「バーバー」出演
個性的な2作品に出演。特に後者では、ビリー・ボブ・ソーントン演じる中年男を魅惑し、翻弄する少女役。コーエン兄弟は彼女の魔性の素質にいち早く目をつけた?
2003年 「真珠の耳飾の少女」「ロスト・イン・トランスレーション」出演
両作でゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞にそれぞれダブルノミネートの快挙(「ロスト~」で英国アカデミー賞を受賞)、一気に人気と名声が高まる。以降、プライベートも注目される存在に
2004年 5月 この年の2月、アカデミー賞授賞式出席のために滞在していたホテルにて、「ベニチオ・デル・トロとエレベーターの中で淫らな行為をした」と告白。「年上の男性にしか興味がない。男は30歳を過ぎないとダメ」と発言
2005年 1月 キャメロン・ディアスの元彼、ジャレッド・レトと交際
6月 プレイボーイ誌で「夢はカーセックス」と語る。また、この時期に「ブラック・ダリア」で共演したジョシュ・ハートネットと恋仲
7月 「アイランド」撮影中、ベッドで目覚めるシーンで自ら「下着をはずすこと」を要求。「下着をつけたまま寝る女性なんていない」とリアリティを追求した彼女だが、年齢制限を設けられたくない製作者側に説得され、渋々下着を着用
8月 「アイランド」で共演したユアン・マクレガーのキスにダメだし。「まるで16歳の学生みたい」
前年のベニチオ・デル・トロのエレベーターセックスはウソだったと否定。あまりの反応の大きさに、その話がずっと自分にまとわりつきそうだったからだとか
12月 「マッチポイント」ロンドンプレミアでドレスがセクシーすぎるとウッディ・アレンに注意を受ける
2006年 1月 人気バンド「ハード・ファイ」のボーカル、リチャード・アーチャーとの不倫疑惑
2月 ヴァニティ・フェア誌でキーラ・ナイトレイとともにヌード
3月 米男性誌FHMが選ぶ毎年恒例「世界でもっともセクシーな女性100人」で1位に


以上、出典:eiga.com

絶望と希望

2006-08-14 00:40:51 | Spyなグルメ
妙に哲学的なタイトルだけど、別に新たな境地に開眼したわけではなく。

今日、恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館に行った。目的は「世界報道写真50周年記念展:絶望と希望の半世紀」。

これは、世界報道写真財団(アムステルダム、オランダ)設立50周年記念の展覧会で、2005年10月~11月アムステルダムで開催され、現在、世界各国 を巡回中のもの。センセーショナルな絶望や希望の光を伝えた雑誌『パリ・マッチ』『タイム』『ライフ』等を展示し、さらにヴィンテージ・プリントを加え、 当時のフォトジャーナリズムをありのままの姿で紹介している。

どの写真も一枚一枚が、力強い。写真家たちが現実から切り出した一枚一枚には、物を言わずとも何かを訴える被写体の姿がある。 彼らは、カメラに向かって叫ぶわけでもなく、あるものは悲しみにくれ、あるものは絶望に虚ろとなり、あるものは息絶えている。そこにはある事象の瞬間を鋏で切り抜いたという以上の何かがある。 一枚一枚の写真が自分を捕らえて離さない。目をそらすことを許さない、そんな事実の重みが感じられた。戦争でさえ劇場化してしまった昨今の報道では感じられなかった現実がそこにあるような気がした。

多分2時間くらい見ていたと思う。ようやく見終わって、当展示のあった3階を出て2階へ移動。

2階で展示されていたのは「中村征夫写真展:海中2万7000時間の旅」。


こちらは、ここに来てから展示があることを知ったのだが、上の写真のように、ため息が出るように美しい写真の数々。

世界中の海を舞台に、美しい海中の風景や、海の生き物たちを撮りつづける、わが国を代表する水中写真家 中村征夫氏の写真展。

東京湾などの身近な海から世界中の珊瑚礁まで、そこに生息する多様な生き物たちをとらえた写真が150点並ぶ。

各作品には中村氏のコメントが付け加えられていて、楽しい。 青い海の美しさ、そしてそこに住む者達の輝かしさと生命力。不思議と彼らの生命の躍動感のようなものが(珊瑚礁の写真からも!)感じられる。それはまた、透明度高い美しい海だけでなく東京湾の泥の中に住む者たちの写真の中にも感じられる。

展示の最後には等身大の鯨の写真。壁面一面に張られたその写真の力強さ。ただ圧倒される。

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 今日の二つの写真展。一方ではあまりにも無力な人間の悲しさ残酷さ、もう一方では、生命力に溢れる海の力強さ。

敢えてこの二つを対峙させたのだろうか。

もっとも、観覧客数は、圧倒的に中村氏の写真展が多く、報道写真展はテーマの硬さ故か少なかった。が、もしこれから見に行く人がいたら、時間が許せば是非2つとも見てもらいたいと思う。

感じ方は人それぞれかと思うが、何か新たな視点軸を与えてくれた気がする写真展だった。

MAURESQUE(モレスク)@白金台

2006-08-08 23:34:19 | Spyなグルメ
金曜の夜、仕事が終わり、時計を見れば22時過ぎ。

そのまま帰るにもちょっと早い。一週間を終えた金曜は、一杯飲んで忙しかった平日に区切りをつけ、OFFモードに切り替えたい。そんな時間帯。

向かったのは、白金台にあるモレスク。プラチナストリートを広尾方面へ歩いていったところにひっそりと佇む店。ビルの一階にあるが、入り口のドアは通りか らは見えず、看板もなし、窓も無いので外からは中に何があるのか分からない。つまりここを目的地としてこない限りは店があるとは分からないし、ここがその 店だと分かっても、初めて踏み込む時はドアを開けるまで確信がもてないような店。雑誌とかにもまず出ていない。探す時はちょっと苦労する、そう、Spy好みな特殊 ミッション向けの店。

重い木のドアをあけると、周囲の静けさとはうってかわっての賑やかな店内。隠れ家系から連想される、静粛さや、ややもするとスノッブな感じはなく、肩の凝ら ない、そう、気の会う友人の家に来た感じ。お客さんもちょっと通っぽいオシャレな常連っぽい感じが多し。スーツ率もちろん低し(っていうかいなかったと思 う)。センスのよさげな女性同士のグループも多い。ここのオーナーは元「オー・バカナル」の経営パートナーの一人とのこと。そう聞くと、ちょっと納得。 オーバカナルが親しい友人のためにこっそりつくった店という感じか。

店内は暗すぎず、でも適度に暖色系のほの明るい感じの照明。カジュアル過ぎず、かといっていやらしすぎず。いい感じ。店に入ると左手にあるカウンター が奥に伸びていて右手にはテーブル席がいくつか。奥には個室もある様子。ほとんど満席で座れないかなと思ったが、偶然空いていたカウンター席に案内し てもらう。

ここは、レストランというべきかBarというべきか。どちらの使い方もできそう。Spy的にポイントが高いのはグラスワインが豊富なこと。白ワインは何がある?って聞くとワイン クーラーで冷やされていたボトルをカウンターの上にずらりと並べてくれる。白だけでも5本以上はあったかな。白ワインに混じってシャンパンのマムのボトルが目に入ったので、すかさずそれをグラスでもらう。うーん、この 泡の喉を通る感覚がたまらない。

メニューは黒板に書いてあるのをカウンターの前に持ってきてくれる。内容はイタリアン的だけど洋食的なメニュー(コラーゲンコロッケ?)とかもあったり、 どれも気になるものばかり。悩んだ挙句、岩牡蠣、サザエのエスカルゴ風壷焼き、白アスパラのリゾットをオーダー。もちろん、どれも期待を裏切らない美味し さ。あと、ここは自家製パンも美味しい。皮と中身の食感がかなりいい感じの好みなタイプ。

一人で使えるのもいいし、もちろん友人と来るのもいい。そしてもちろん親しい彼女とでも。キラキラでオシャレないかにも勝負系のレストランもいいけど、こういうお店に彼女をさりげなく連れて行くっていうのが、Spy的には好みのスタイルかも。

モエレ沼公園@札幌

2006-08-06 13:51:15 | SpyなTravel
8月に入って夏到来って感じの暑さ。 避暑したい気分で、札幌に行ってきました。目的地はモエレ沼公園ってところ。イサム・ノグチの建築とかを雑誌で見て前から行ってみたかったところ。

千歳についてバス乗り場に向かう。行き方もあんまり調べてなかったのでバス乗り場のお姉さんに行き方を聞いてみる。麻生とかいうところで乗換えでいけるらしい。

言われるがままにバスチケットを買ってバスに乗り込む。 バスが動き出すと、なにやらファイター(戦闘機)の爆音が響きわたる。千歳は自衛隊もいる空港なので、ファイターが飛んでることは意外ではないのだけど、 道路沿いには車がいっぱい止っていて、人がたくさん。皆で空を見上げている。なんだろ、、と思ってその人たちの目線の先を追ってみたら、突然視界に飛び込 んできたのはスモークを引きながら編隊飛行をするブルーインパルス。


そう、アクロバット飛行。今日は千歳のエアショーの日らしい。予期していない目の前に 繰り広げられるアクロバティックな飛行に感嘆。。北海道の広い青い空を縦横無尽に飛び回る姿はカッコよすぎ。これだけでも来た価値あり。TVで見るのとは まったくスケール感が違う素晴らしさ。これ、来年も見に来たいって思わせるくらいイイです。

で、バスはそんな曲芸飛行を横目に札幌市内へ向かう。1時間弱で麻生とかいう駅についたのだけど、さて肝心のモエレ沼公園行きバスはどこだろ?よくわから なかったので、近くにいた同じバスに乗ってきていた人に教えてもらって、無事に乗り継ぎ。彼女、聞いてみれば某社のCAさん。今の会社の前でも某社CA やっていて、そこをやめて地元に戻ってこっちのベースでまたCAしてるんだとか。。ともかくバス乗り継ぎ教えてもらって感謝。

バスは無事にモエレ沼公園に到着。広ーい芝生の公園。小高い円錐形の丘というか山がある。あ、写真でみたやつだと、納得してると、ピラミッド型の建築物が 目に入ってくる。雑誌で見たイサムノグチ設計のガラスのピラミッド。

エレベーターで屋上まで登れば、広い視界が開けて遠くまで見渡せる。 そして公園の中央で行われるのがここのウリの一つの噴水ショー。この噴水、かなり高くまであがる。25mくらいか。結構なスケール感。すごいです。

さすがグッドデザイン賞を受賞した公園という感じ。全体的にレイアウトとかも含めてデザイン性の高い公園です。 広々とした芝生の丘で寝転んでいる人もいたりして、気持ちよさそうな公園です。

気になった方、URLはこちら

ps
ちなみに札幌もけっこう暑かった。。避暑にはならなかったかな(汗)