定番といえば定番ですが、やはり行かなくてはということでラッフルズへ。
夕刻に会議を終え、まだ明るいうちに向かった。白亜のコロニアル様式の建物は青い空によく映える美しさ。
現代建築のデザインもいいけど、こういうデザインもやっぱり落ち着きますね。
新しくてもメンテナンスがしっかりしていないホテルや施設で、隅にたまったホコリや傷跡、塗装の剥離等々をみつけると、なんだか、見てはいけないものを見つけてしまったような妙なガッカリ感に襲われます。でもここは本当に隅々まで綺麗にされていて気持ちいい。
ちょっと観光地化していて、私を含め訪問者が多く、ちょっとざわついているのいるのが玉に瑕だけど、それでもここだけは、他のビジネス客中心のホテルとはちがった何か特別な雰囲気がある感じ。
噴水も、地味なんだけど、その静かな水音がまたいいんですよね。
そんな、ラッフルズでも、やはりBarに行ってきました。
2階にある、Long Bar。
その名のとおり、長いカウンターがある。それとソファ、テーブル席。カウンターはいっぱいだったので、奥のソファ席へ。
よくみると天井には団扇が。前後にゆっくり動いている。ファン代わりなんですね。熱い空気をかすかにかき混ぜてくれている。実効果のほどは知れないが、見ているだけで面白い。
ここの売りは、各テーブルにどーんと置かれた山盛りのピーナッツ。もちろん食べ放題。このBarはあのシンガポールスリングで有名だけど、ちょっと男が1人でそれを飲んでる姿はサマにならないので、ここはマティーニをオーダー。
よくみると、床にはピーナッツの殻がいっぱい落ちている。ここは食べたピーナッツの殻はポンポン床に捨てていくのが流儀らしい。
子供の頃、食べ物をこぼさない様に厳しい?教育を受けた007としては、何か親の目を盗んでいたずらをする子供のような気分。子供心に帰って、周りに倣って殻をポイポイ捨てる、捨てる、捨てる。
調子に乗りすぎなくらい、殻をパキッと割って捨てて、割って、捨てて。ちょっと食べ過ぎたか。
こんな店、日本にも欲しい。