別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

巧妙なすり替え発言

2011-09-05 01:57:21 | Weblog
「福島の痛みを、日本全体で分かち合うことが、国としての配慮だ」

原発事故で放射性物質に汚染された、がれきや土壌の最終処分場についての、細野豪志原発相兼環境相の発言です。

彼は何を言いたかったのでしょうか?

「日本全体で分かち合う」

この省略した言い方は、巧妙なすり替えとしか思えません。

「日本全体で分かち合う」とは、「日本人全体で責任を負う」と言いたかったのでしょう。

ここには、東京電力ならびに国の責任をいっさい考慮しないとする、強硬な姿勢が感じられます。

ましてや、「国としての配慮」と表現するにいたっては、驚愕そのものです。

「配慮」と表現することで、心やさしき政府を演出したかったのでしょうか?

本当は、「国」ではなく「国民」であり、「国民の義務」と言いたかったのでは?

つまり、放射性物質に汚染されたがれきや土壌の最終処分場についての「福島の痛みを日本人全体で責任を負うことは国民しての義務であり、これが国の方針だ」と。

能面づらで、ことを一方的に推し進める政府にとってはもっとも好都合な人物を、最適なポジションに据え付けたといえます。