別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

夜明けは遠い! 

2009-11-04 23:20:50 | 選挙
今回、新たに権力を掌握した連中が解放勢力と思い込み拍手喝采で迎えた人々は、そろそろ目覚める時がきたようです。

解放者が実は独裁者であったという歴史は、ありふれたことです。

口下手だと自認する者は、実は自らの見解を述べるコミュニケーション能力がないだけではなく、他者の声を聞くという点においても大きく劣っているのが実情です。

それだけに、彼にできることといえば、望んで望んでようやく手に入れた最高権力を駆使して、他者の存在を無視し続け、物理的な強制力をもって、自らの野望の実現だけに突っ走ることくらいです。

しかも、彼は私兵ともいうべき、無邪気な集団を得ました。無邪気集団ですから、誰一人として、異議を唱えようとはしません。権力という甘いエサを目の前にぶら下げられているわけですから、彼らが歩を止めるわけがありません。

思考停止を喜んで受け入れている新人どもは先兵となって、物理的強制力を存分に発揮し始めようとしています。

最近、「原敬以来の、真の民主主義を確立するのが私の使命だ」などと、その足下にもおよばない人物の名前を挙げ、自らに正当性があり、多くの人々が自らの決起を待ち望んでいるような戯言を述べています。

ところが、実際に行っていることは、自己否定、あるいは自らの意識改革さえできない、若いときに独善的な振る舞いを強行し続けてきた権力者を間近に見て会得した、非常に古い政治姿勢に忠実であろうとしているだけのことです。

自民・公明を下野させた程度で、安泰の時代が訪れるわけがありません。これからも次々とエセ、あるいは傀儡の登場。そして熾烈な権力闘争や内紛が勃発することでしょう。

夜明けは近いと思いたいのですが、まだまだ長い紆余曲折の時代が続くと思います。