別 胡 説 八 道!

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台湾は「緑」から「藍」へ

2008-01-13 01:14:55 | 選挙
定数113議席を争う台湾の立法員選挙の結果について、BBCは「国民党大勝利」として伝えた。

民進党が地盤とする台湾南部、その最大都市・高雄市でさえ国民党に押され、独占できたのは台南県(3人)と台南市(2人)だけ。

国民党が強いとされてきた台北市の8選挙区すべてで、民進党は全滅。台北県では12選挙区のうち、2選挙区で当選できたのみ。

中央選挙委員会の発表によれば、定数計79となる小選挙区と原住民(先住民)枠で、国民党は61議席に対し、民進党はわずかに13議席を獲得したにすぎない。

また、比例区の党別得票率も国民党は51.2322%だが、民進党は36.9110%。というありさま。

最終結果は、国民党81、民進党27、無党団結連盟1、親民党1、その他1。当選者の平均年齢は53歳と発表された。

この結果、台湾メディアの一社は、<処処是「藍天」>と伝えた。確かに民進党のこの惨敗ぶりでは、台湾は緑から藍に塗り変わってしまったといわれてもしかたがない。

で、人民日報はといえば、「台湾地区“立委”選挙掲暁 国民党大勝民進党惨敗」と伝え、あいかわらず台湾という一地区の選挙として伝えた。しかし、ニュースの扱い順序はかなりの上位。このあたりに共産党の矛盾や心情が露骨に出ている。

さっそく、台湾、北京、上海に連絡を入れると、北京からは「当然でしょう」、上海からは「心満意足」という上機嫌の反応。ちなみに、二人とも現地紙の記者。

で、台湾の本省人は、「寒い、寒い、もうふて寝するしかないでしょう、この結果では」と。