夕空ノート

管理人、天野空流の日々を書き綴る場所です。出かけた際の写真などを中心に書いていこうと思います。

いつか遠くの。

2007-04-25 23:54:09 | 宇宙
今日は健康診断でした。
特になんともなく、普通ということだったのですが、何人かと話していたところ、
「1年で2センチしか身長かわらなかった~」
と彼らは嘆いていたのですが、もともと170センチ以上あって、伸びなかったー、ってちょっとまってよ・・・っ!
って感じでした(^^;)

さて、ニュースをみていたところ、欧州南天文台がてんびん座の方角約20光年先にある赤色矮星(わいせい)の周りに、直径が地球の約1.5倍あり、液体の水が存在可能な温度とみられる「地球によく似た」条件の惑星を初めて発見したと発表したというものがありました。

発見された惑星は「581c」と命名。
今回の発見、何が重要かというと、今まで発見されてきた惑星はどれも太陽系の木星と同じガス天体と呼ばれる種類のものばかりで、地球と同じ地表を持っているとされるものは発見されなかったのです。
ところが今回発見された581cは地球型の惑星で、その上、赤色矮星の温度が低いために、グリーゼ581と呼ばれる太陽との距離が太陽系の太陽と地球の距離の14分の1しかないにもかかわらず、この581cの地表温度が0℃~40℃までしかあがらないのです。
このため、生命体に必然とされる水が液体の状態である可能性が高く、地球型生物がすめるかもしれないということのようです。

それにしても20光年先というのはこの数字だけだと近いように感じますが、これをkm単位に直すととんでもないことになりますね・・・(^^;)
光の速度が1秒間に38万Kmで、1光年は9兆4600億Km。
さらにこれの20倍・・・。
なんかそれこそ、天文学的数字になってきますよね・・・。

今後これと同じような惑星がみつかる可能性はまだまだあるようですね♪
それにしても、ちょっと気になるのが、1977年に打ち上げられた「ボイジャー2号」。
スウィングバイと呼ばれる、惑星の重力を利用した航法で加速して天王星を後にし、太陽系の深淵に向かったのですが、すでに太陽系外を超え、今はどこにいるのでしょう?
すでに電波は届かなくなっているのですが、「ボイジャー2号」に搭載されている電池はプルトニウムという放射性物質の原子核崩壊から電気を取り出す方式で、このプルトニウムの半減期が2万4000年なので、この電池、じつはものすごい期間もつようです。
電池がある限り、機械は動き続けているようで、機器類が壊れない限りはどこまでも遠くへ、いくのではないでしょうか?

人間という存在はどこまで遠くへ行くことができるのでしょう・・・。
超えなければいけない壁は数多くあります。
でも、それは不可能なのか。
可能なのか。
今の段階ではなんともいえないところですが、人間の遠くへ行こうという意志と、それに呼応して発展するテクノロジー。
これらがいつか可能にできるのではないでしょうか。
過去の人々は今の世界を想像することはできたのでしょうか。
今の人々はこの先の世界を創造することはできるのでしょうか。

宇宙に限ったことではないですが、鉄道にしても、電子工学なことにしても、それらを発展させる原動力はやっぱり、その夢をかなえようとする人間の夢、たどりつこうとする意志といえるような気がします。
いつか届くと。
もっと遠くへと。

遠くへとたどりつけることを夢みて、そしてそこを目指す意志を持った人間になりたいとは思いますね・・・。

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