ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

僕は先輩なので頑張りました

2023-08-14 | 自閉症児 M君の不思議

マサ君(特別支援校・高3)は最近、
King Gnuの名曲【白日】を練習しています。

マサ君も嬉しいのでしょう、

自宅で練習する前には必ず
「今から白日を練習します。」とLINEが来るのです。

わざわざ「白日を練習」と書くところに
マサ君の嬉しさが滲み出ているようです。

 

さて、先日のレッスンの時、
マサ君は、どうしても両手で弾けない箇所がありました。

するとマサ君は、「もう弾けません」と
マサ君には珍しくイライラした口調で言いました。

 

「そうなのかな?
マサ君なら出来ると思うんだけど?」

「もう無理です。」

「だったら今から5回、先生と一緒に頑張りましょう。」

「いやです。もう帰ります。」

「あら~帰るの?」

「帰ります。」

「そうなんだ。
だったら帰っても良いけど、
帰る前に、左手を5回だけ弾いてみてくれないかな?」

「。。。。。」

「さっきね、ルイ君が来たんだけど、
ルイ君は5回練習したよ~」

「。。。。。」

 

ルイ君は、特別支援校の高校1年生。

マサ君の2つ後輩にあたります。

 

「マサ君は先輩なのに、5回やらないの?」

「僕は6回やります。」

「えっ?ほんと?さすが先輩ですね。」

「はい。」

 

そんな会話を交わした後、
ルイ君は左手の練習をしました。

そして、6回目を弾きながら

「僕は7回やります。」と言ったのです。

 

「えっ?ほんと?」

「本当です。」

「それは素晴らしいですね。」

「はい。」

そう言って、マサ君は左手を7回弾きました。

 

左手がスムーズに弾けるようになり、
両手で弾けなかった箇所は、無事に弾ける様になりました。

「マサ君、凄いですね

「はい、凄いです。」

「よく頑張りましたね。」

「はい、頑張りました。
僕は先輩なので頑張りました。」

「あぁ、先輩だから頑張ったのですね。」

「はい。」

 

レッスンの時、
「◯◯さんは頑張っていますよ。」と言うのは、
実は禁句だったりします。

人と比べられるのは、誰しも嫌でしょうから。

 

しかしマサ君の場合、
「僕はルイ君の先輩」という意識が強いので、
今回は、こんな作戦を使ってみました。

たまに使うと、うまくいく場合があります。

奥の手ですね。

 

 

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