昨日の、TBS報道特集を見ました。
気管切開や胃瘻など、医療的ケアを要するお子さんの保育園事情について特集していました。
その中で、実際に、医療的ケアを要するお子さんを保育園に預けながら、
夫婦共フルタイムで働いている方を取材していました。
現実として、医療的ケア児を預かってくれる保育園はほとんど無く、
そのご夫婦は、やっと見つけた横浜の保育園の側に引っ越して、
夫婦共働きを続けてきたそうです。
その保育園は、健常児と障がい児が、助け合いながら生活しているのが特徴で、
そのご夫婦の長男も、その保育園で、とても有意義な毎日を送ったそうです。
そのご主人が仰っていた言葉が、非常に印象的でした。
「僕が保育園の頃、今思うと、障がいを抱えた同級生がいました。
その子と僕は結構仲良しで、その時の原体験が、今の息子の育児に影響しています。
なので、僕の息子が、保育園のみんなに与えた影響も、きっとあると思う。
みんなが大人になった時、どのような大人になるのか楽しみです。」
そういえば、私が子どもの頃にも、非常にのんびりした同級生が居ました。
そしてお隣には、小児麻痺の後遺症で、片脚が不自由なお兄ちゃんも住んでいました。
私達子どもは、何の違和感も感じずに、普通に遊び、暮らしていました。
きっと、障がいを、個性として受け止めていたのだと思います。
その時の原体験も、私に少なからず影響を与えていたのかな~と、
今頃になって思うのでした。