彼は遠い目をしながら、「う~ん、確かに(頑張れは)ツラかったよね。」
とポツリ。仕事が無いことは周りも知っているし、
仕事を出す側からも有吉は相手にされていなかった時期である。
頑張ろうと思っても、結果を出す場が無かった。
挨拶代わりに「頑張れよ」と言われると情けなくて、
悔しくて「何が頑張れだよ、仕事が無いんだよ!」と
怒るばかりだったそうだ。
有吉は話しながら、「やっぱり、気軽に言っちゃダメだね。」
と苦笑した。
自分のことを振り返って、“頑張れ”の言葉の重みに気が付いたようだ。
では逆にどん底の有吉が、言われて本当に嬉しかった言葉は何だったのか。
それは先輩芸人のさまぁ~ずや上島竜兵(ダチョウ倶楽部)から、
「本当は面白いのにな。」と有吉の芸人としての実力を認めた上での
励ましの言葉である。
その後に「(でも)仕事、無いんだよなぁ…。」と慰められたという。
同じ芸人として痛いほど、有吉の仕事の無い悔しさや
苦しみが理解できたのだろう。
◎ 相手のことを親身になって考えているからこそ出てきた、
優しい言葉だ。
http://japan.techinsight.jp/2011/12/ikarisintou_ganbatte_1112161135.html