こんにちは、きおまです。
東京は桜も満開になり早くも散り始めそうです。
春というのは新たなスタートを感じられるよい季節ですね。
さて先日福島県いわき市にある我が家、マクロビアンに一時帰宅をしました。所用がありまして。
今年は雪もほとんどなく、行くまでは問題無かったです。
線量についてはあまり変わらず…
小川町では0.1マイクロシーベルトなのが、山を上がるにつれ線量も上がり、
マクロビアンの最寄りにある国?が設置した線量計は0.626マイクロシーベルトの数値を出していました。
年間にすると約5.5ミリシーベルトです。
国が目標としている1ミリシーベルト以下にはまだまだ遠い数値です。
もう周りに住んでいる人も少ない中で、非常に淋しい地区になってしまいました。
そんな中、近所で除染活動をやっていました。
木を切り、土地の上の土を取り、袋に詰めている作業です。
…この山、森、自然だらけの、いや自然しかない中であれにはどれだけの意味があるのか。
雨が降って、枯れ葉が動き、土が動けばすぐに線量は戻ります、見渡す限りの自然の中で1軒とその周辺をやることでどれだけの線量が下がるのか…
昔の刑罰で、重い岩を坂の上まだ転がさせて、それをまた下に落として繰り返させるという精神的にも肉体的にもツラい刑があると聞いたような気がしますが、感覚的にはそんなものでは…。
全くの無意味とは言いませんが、劇的に変化するわけでもないあの除染は、国が「除染はやった」という努力しましたよ、というようなための作業に思えてなりません。
そして事故から2年経ったマクロビアンも、家も土地も痛んでいます。
そもそも大自然の中に住まわせてもらっている、ぐらいの山の中。
人がそこで生活をしながら手入れをして行かないとあっという間に自然に戻ろうとするのは、当たり前の事です。
そんな中で、雑草も増え、家が傷んで行く姿を見るのは僕自身もツラいものがあります。
一見すると何も変わらない見た目の中に、線量計の数値のみが以前(事故前)と違っている。
これは何ともいえないものです。
…と暗くなってしまいましたが、現状のマクロビアンについてのご報告です。
まあそんな事もある中で、また新しい拠点についても何とか早く見つけて落ち着かねばというところです。
また近況についてもお知らせします〜。