ソノターネット2

メインページはブックマークからどうぞ

中華人民共和国

2007-06-23 00:25:00 | Weblog
 うちの会社にも中国人の人が働きに来ていたりするし、「中国は」とか「中国人は」みたいなテキトーなくくりをするのは良く無いと思うのでそこら辺考えながら書くのでちょっと変な書きっぷりになるかもしれません。
 書こうと思ったきっかけは最近見た新聞記事と、このブログ記事です。いま、ちょっとした嫌中ブームみたいになっているようですが・・・。

 これまでにも何度か「中国産のなにがしがヤバし」というニュースを目にしてきましたが、お店で売っているものならまぁ大丈夫だろうという旧来からの暗黙の了解があって、現在の市場は成り立っていると思います。

 最近よく行く近所のビッグエーというお店は、野菜をはじめ多くのものに「国産品のみ置いています」と表示してあります。基本はディスカウント店なのですが、ただ安いだけの店が多い中「国産だけど安い」というところを売りにしているようです。野菜の値段って知らないので安いかどうかわからないのですが。

 うちのツマはわりとそういう細かいところを気にしないで買い物をしてくるのですが、結婚直後に「この合成なんとか料がどーのこーのだからこういうのは買わないで欲しい」というような議論または喧嘩をふっかけたところ「そういうの入ってないものなんか売ってないじゃないか」と言われました。選びようはあるようには思うのですがそういう方向性が無い人には無理難題に聞こえたのでしょう。

 僕の母がこの手の食の安全とか栄養とかを熱心に調べる人のため僕も感化されて現在に至っています(あんまり僕がくどくど言うのでツマも頭に置いてくれるようになりました)。今のアトピー大流行も食の悪影響と信じて疑っていません。安全な食を求めているのです。

 普通なら、もっと国として防衛して良いはずですが、中国と日本は微妙な間柄なのでマスコミを含めておおっぴらに「中国のモノはよー」という声は聞きません。でも、「安全でないかもしれない」とか「怪しい」とかのレベルを超えた「危ない」域にまで達している感じが、大いにするのです。しませんか?

 ちょっと前に書いた、効果怪しげなリサイクルを含めて環境や安全と言ったことに着目できる(余裕がある)世の中になってきたわけです。食べたら死にそうな感じのする国で作られたものは買わないという選択をみんなですれば、レベルアップしなければ売れないとわかればそんな感じの国で作られるものも見直しがされるのではないかと思います。
 また、そうした流れが大きくなっていけば「国産」というブランドの力は大きなものになるはずです。儲かるところに企業が資本を投入するのは資本主義。ただし工場然とした場所で作られるものには拒否反応が起こるので、そうすると農業がまた脚光を浴びて農村にも嫁が来て食料自給率も上がって、と、良いことだらけです。

 もう、なんでもいいからお腹いっぱいになればいいんだろ?という時代は終わり、次のステップへ進むべきなのです。やることは、安心できるモノを選んで買うだけです。みんなで、ぜひ。