熱き専門学校理事長の仕事

「日本一学生を幸せに出来る専門学校を創る」という夢に向かって奮闘する経営者のひとり言

誠実な対応こそ、信頼を作る

2011年04月21日 07時53分20秒 | 我思う
昨日の夜、家に帰ったら小包が届いていた。

開けてみると、写真の通り。

3月27日に出る予定だった

第30回佐倉朝日健康マラソン大会

からの小包だった。

(小生はスピード強化を目的として10kmの部にエントリーしていた。)

残念ながら、この大会も震災の影響で中止になっていた。

、、、

中身は、参加賞のTシャツとキャップ、そして本来つけるはずだったゼッケンが

入っていた。

妻も

「へえー、中止になってもこうやって送ってくるなんて律儀ねぇー」

と感心していたが、ある意味当たり前といえば当たり前かも知れない。

でも、多分(規約をいつも読んでいない。笑)、こういった措置を取る義務自体はないと

思う。

、、、

さらに中には、こんな書類が入っていた。 ↓



今回の大会の決算見込だ。

収入、支出にいくらかかり、いくら残ったかが明瞭に記されている。

そして、

残額(17,469,933円)は全額、義援金として被災地に送る旨が、簡潔ながらもとても

丁寧な文章で書かれていた。

またスポンサーとなった多くの企業がキャンセル料なしで契約解除に応じたこと、多くの参加

予定者から「参加賞を被災地に送って欲しい」という申し出まであったことも紹介されていた。

おそらく初めての事態だったと思う。

きっと事務局では大いに議論し、熟考し、この決定になったことだろう。

その光景が目に浮かぶ。

、、、

当たり前のことかも知れない。

でも、きちんと、労を惜しまず、丁寧に説明し、社会に役立てる。

という姿勢は大いに感じた。

前例のない対応こそ、その組織の基本的な考え方や姿勢が問われる。

小生は素晴らしい対応だと思った

、、、

とある雑誌のコラムで読んだが、グーグルには20%ルールというものがあって、週に一日は

業務以外のことに取り組むことが決められているそうだ。

ほとんどは開発にあてられるそうで、グーグルの開発の多くがここから生まれるのだとか。

仕事から学ぶことは多い。

でも、

仕事以外のことから学ぶことも多いのだ。

誠実な対応こそ、信頼を作る。

今回あらためて、この自明だが、実践し続けることが難しいことの大切さを学んだ気がする。

事務局の皆さんに敬意を表し、

送ってもらったTシャツを着て、

来年の31回大会で走ろうと思う


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2 コメント

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Unknown (大将☆)
2011-04-24 08:39:08
読んでいて、胸が熱くなりました。こういう大会こそ未来への続きがあるのですよね。来年の大会が楽しめますよね^^ 心の連帯とともに・・・。T-sirtは未来へのメッセージ、形ではなく心に響かせてくれたのは素晴らしい。
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 (song20)
2011-04-25 20:27:04
大将☆さん、ありがとうございます。
最近、つくづく人生すべて学びだなぁと感じるようになりました。
それだけ、(時々はそうじゃない人たちもいますが)ありがたい人たちに囲まれているということなので、感謝しなきゃと思っています。
来年の予定が出ないと、出走出来るかはわからないのですが、事務局の方々の心意気に応えたいところです

ありがとうございました。
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