ソムタムのリーガルマインド涵養の旅

中央大学法学部通信教育課程で学ぶソムタムの日記

苦しくも楽しいゼミレポート

2006-09-19 20:21:52 | 演習
今日も10月分のゼミに向けたレポート作成に励んでおります。

今、一所懸命やっていることは、

(1)基礎体力養成として、原田「行政法要論」、芝池「行政救済法講義」読み込み
(2)取り上げる判決や比較対照の判決について、下級審から最高裁まで
判決文本文を読み込んで、事実の概要、両当事者の主張、判決の論理を整理
(3)これらの判決の評釈記事を改めてデータベースで検索し、入手できたものを読み始める

というところです。文献を入手するため、地元の大学図書館の学外利用者証もゲットしました。
車で行くのが面倒くさいけど、これで3冊まで貸出しもOK!
参考書として、日弁連が出した「実務解説行政事件訴訟法」も借りました。
古本屋で宮崎「行政争訟と行政法学」も見つけ、これもゲット。

さあ、やるぞ!と意気込んでますが、資料を集めただけで、何となく達成感があり(?)、
小泉内閣の改革スピード並にスローダウンしています(羞)。

でも、自分の関心のある分野について、色々と深く勉強することって、
苦しいけど、楽しいなあ。教科書レベルから踏み出して、参照文献なんか読むと
とたんにレベルが高くなり、読むだけでも大変だし、それを自分なりに文章にまとめるのは、もっと大変。正直、苦しいとさえ思うときもあるけど、関心のある分野について、どんどん知識が深まっていくことが楽しい。

「白門」9月号(皆さん、白門を読みましょう)の裏表紙に、
卒業論文作成指導会において憲法の橋本先生が述べられたことが書いてあって、
すごく共感しました。

「書いていて楽しいですか。
非常に素朴な判断基準なんですけどね、
出来の良い論文というのは書いていて楽しいんですよ。
なんでこんなもの書いているのかなと思ったら、
やめてテーマを選びなおした方がいいかもしれない。」

全くその通り!と思います。自分の場合、卒論ではなくてゼミレポートですけど、
将来は卒論のテーマにしたいなと思える分野に巡りあえたという感じがします。
入学当初は、憲法(新しい人権)と財産法がクロスする分野をやりたいと
漠然と思ってましたが、今取り組んでいる行政救済法の分野は、自分にとって
最も関心があり、「書いていて楽しい分野なんじゃないか」と思うようになりました。

調べて楽しい。知って嬉しい。(でもレポにまとめるのは苦しい _(^^;)ゞ

ゼミレポート作成は楽しく苦しいプロセスですが、卒論はこの数倍は厳しいものだと想像します。

「書いていて楽しいですか」

今、しばらくはこの問いを自問しながら、進んでいきたいなと思います。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hyomi)
2006-09-20 09:55:36
白門の裏表紙は気づきませんでした。

よい言葉ですよね!



ソムタムさんのように、

楽しいと思えるテーマに出会えるよう、

学修、頑張ります。
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Unknown (ソムタム)
2006-09-20 19:58:00
hyomiさん

ブログでは偉そうなこと言ってますが、

いざ書こうとすると、塗炭の苦しみを

味わっております。修行が足りませんね(涙)。
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ロースクール (お饅頭)
2006-09-21 23:14:29
中央大学,圧倒的な強さでしたねぇ・・・!
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Unknown (somtam)
2006-09-22 19:18:25
あの中大ローでも半分近く落ちるとは。

司法試験恐るべし!
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