
本日はWebで3DCGな話題を離れて(離れられきれてませんが(汗))色々な話題を。
1.「supercell + 初音ミクが米国iTunes StoreのWorldチャート1位達成」
これは事件ですよ。
遂にアメリカでもボーカロイドブーム勃発でしょうか?
というか、2007年9月に初音ミクがリリースされて以来4年でムーブメントがアメリカに届いたという事でしょうか。
しかしこれは同時に、
現在日本で急速にUGC(ユーザー生成コンテンツ)を集めている3DCGツール「MikuMikuDance」が
米国に於いてもブレークするきっかけになる可能性があります。
日本初の3DCGツールが海外でシェアを持つ事になると、そっちの方が個人的には胸が熱くなります。
2.「Firefox 5 公開、年内には Firefox 9 に到達へ」
今やPC用Webブラウザソフトの定番となったFirefoxがここへきて怒涛の更新ラッシュです。
今回メジャーバージョンアップのFireFox5を発表しましたが、何と2カ月おきにメジャーバージョンアップを繰り返し、今年の年末にはFirefox9が登場するとのことです。
これはソフトウェア界ではあり得ないペースの更新です。
一体Firefoxは何をそんなに急いでいるのでしょうか?
実はこの更新劇の陰に、HTML5時代の定番Webブラウザとなるためのしたたかな戦略が隠されているのだと見ています。
HTML5ではJavascript言語の処理能力が大幅に向上します。
とりわけ3DCG処理に関してはWebGLというライブラリが使用可能となるため、
ブラウザ上で3DCGコンテンツの表示が容易に行なえるというメリットがあります。
それは同時に、同じくWebアプリケーション開発環境であるFlashやSilverlightにとっても大きなコンペティターの出現となる訳です。
が、このHTML5の出現は見越されており、
マイクロソフト社は次期Windows8でHTML5を取り込んだ機能を先日テクニカルデモの中で披露していました。
Silverlight5はマイクロソフト社のアプリケーション開発環境をフルセットでサポートする事で、
HTML5+Javascriptによる開発とは一線を画す構えです。
一方Flashの方は描画エンジンがGPUを直接サポートしない限り、HTML5とSilverlightに対して勝ち目が無くなってきます。
このあたりの動向は、今後のブラウザゲーム市場の対応とともにどのような展開になるか
目の離せない所であると思います。(^^)