9月7日 円宗院朝粥の会です。
今月の法話は、 先日、亡くなった妻が義足だったという方から相談があった話をしました。
焼き場で、義足を納棺出来なかったので、焼くことが出来ませんでした。
妻は、あの世で不自由していないでしょか?と
その気持ちは、とてもよくわかりますね。夫婦で一緒に最後まで頑張ってこられたのでしょう。
幸せな奥様です。でも、この世の延長線上であの世があるというとそうではありませんね。
妻が先にハワイへ海外旅行へ行って、ハワイで困っているのではないか?というものではありません。
この世は、仏様の世界から修行に来ているんだ。だから義足で苦労したことも、夫婦で手を取り合ったことも、それもこの世での修行であり、あの世での思いで話です。
あの世は、義足があるとかないとかという世界ではなく完全なる世界です。
ですからこの世で足が長いとか短いとかで悩むこともありませんね。
この世に、足がなければいけないと言うのは、この俗世の煩悩なんですね。
でも、白髪の男性がその様に心配されるぐらい、奥様の事を愛されていたのですね。合掌
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