白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

気配

2023年03月10日 19時02分26秒 | 日記
気配を感じるという事は、実際にあるのだろうか。
長い間、何となく考えるともなく思っていた。

つい先日のことだ。
北側斜面の林の中、まだ雪が残る斜面を下っていた。
滑らぬよう、転ばぬよう足元に注意を払っていた。
その時、ふと足を止め、左45度上方を見た。


どうしてそこを見たのか自分でも説明できない。
音がしたわけでもない。動いたわけでもない。
敢えて言えば、気配を感じたというしかない。
後から降りて来たカミさんはまったく気が付かなかった。
じっと見ていても、カモシカは微動だにしない。
神々しさを感じて、長い間見ていた。

中野市と山ノ内町の境にある箱山。
標高695メートルの里山。




山頂からは妙高をはじめ、信越国境の山々が見えた。

春が近い。




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