白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

味噌作り

2023年02月26日 20時16分55秒 | 日記
味噌を仕込んだ。
大豆3キロ。
仕上がりは4倍の12キロ。
去年の味噌も残っているので、今年はどうしようかと迷ったが、少量でも作ろうという事になった。


以前は足踏みでこねていたが、去年ミンサーを購入した。
これでかなり効率よく大豆をつぶせるようになった。

これを床下で寝かせる。早ければ秋頃から食べられるようになる。

手前味噌とはよく言ったもので、買ってきた味噌とは味が違う。
所詮自己満足に過ぎぬかもしれぬ。
だが、それでよい。
自分の暮らしの原点と言えるものを失うよりはよほどいい。
何でも買って間に合わせるのは性に合わぬ。

プラモデルを組み立てるような

2023年02月23日 19時10分43秒 | 日記
ここ数年迷っていた。
長い間借りていた畑をここで返して欲しいと言われたのをきっかけに決断した。
2坪のビニールハウスを庭先に設置することにした。
ここは雪国なので、野菜の露地植えは五月の連休明けとなる。
そこで、春先、少しでも早く野菜を育てたいとビニールハウスを購入した。
設置は自分で行う。

部材を組み上げていくのは、プラモデルを作るようで楽しい。

骨組み完成。

ビニールを貼って、一応完成形。
地面にはまだ野菜が残っているので地面を整地できない。そのため、下部の細工が残っている。

土をいじっていると無心になれる。
種を播き、芽が出て育っていくのを見るのはいいものだ。
収穫して新鮮な野菜を食べるのもうれしい。
村民農園の募集があったので、申し込んだ。
約40坪の畑が2区画空いているという。
申し込み者が多ければ抽選になるという。
2区画借りられればいいな。

温室の一部を整地して、ほうれん草、春菊、キャベツの種をとりあえず蒔いてみた。
この土日は雪の予報。暖房を焚かなければ如何に温室とはいえ温度は上がらないが、お日様が出れば時期に20度は超える。

電話

2023年02月20日 20時47分48秒 | 日記
「NTTファシリティです。現在ご利用中の回線において、未納料金が発生しております。・・・」(番号表示不可)
「・・・ふーん。これか。そもそもうちはNTTなんかとは無関係。番号非通知ってありえない。」
そこで切ってしまった。料金向こう持ちだからあわてて切らなくてもいいんだけど。
ググってみると、同じような電話が頻繁にかかっているらしい。
電話でお金詐欺、無くならないんだなあ。

見学者あり 二月のそばの会

2023年02月19日 18時02分55秒 | 日記
本日は月に一度のそばの会。
世間で、コロナの為中止が相次いだこの二年、中断することなく開催してきた。
この五月で三年目に入る。
最初は『蕎麦の会』と漢字を使っていた。何度も使っているうちに、『そばの会』と平仮名に変えた。
月に一度の縦書きの会報『蕎麦の会便り』も発行してきた。
何度も『蕎麦の会』と漢字で書くうちに、感覚的に平仮名の方がいい気がした。
一年前『そばの会』と表記を変えた。

私と見学者の女性を含め、六名の参加。
実際に蕎麦を打ったのは四名だ。



手延し。

水回し。そば打ちの成否がここでほぼ決まる。

みんな真剣そのもの。

少し薄くなり過ぎているキライもあるが、きれいに延せている。



自分史上最高の出来、と嬉しそう。

時間をかけ過ぎて、生地が少し乾き気味。

仕上げの切り。

皆さん最初の頃に比べれば、切り幅が揃っている。



大体一時間半で終了。
見学者は細く揃って切れたそばを見て、みんなすごい!と感嘆の声を上げていた。
来月はそば打ちに参加したいという。
参加者が増えるのはうれしいことだが、それに伴って道具も必要になる。
自分で自作できるものはいいが、どうしてもこね鉢と蕎麦包丁は購入しなければならない。これが結構いいお値段。頭の痛いところだ。

自分では自分の上達の度合いが判らないが、みんな最初の頃に比べれば雲泥の差だ。
一回一回の積み重ねが、少しづつ自分を上に引き上げてくれる。



普通 誰でも風邪くらいひくやろ

2023年02月17日 04時52分42秒 | 日記
二月初め、体調を崩した。
『失意の日々』を書いた。
「何を大げさな」という向きもあろう。
確かに、「誰でも風邪くらいひくやろ」というのは普通の感覚だ。
自分の場合はちょっと違う。
敵の侵入に対して、絶対的な防御システムを敷いていると思っていた。
運動、食事、生活、すべてにわたって気を付けていた。
自分の免疫システムというものに絶対的な信頼を置いていたのである。
流行りのコロナワクチンだって打っていない。
それが、いとも簡単に風邪ウィルスの侵入を許してしまったのである。
ショックでない訳がなかろう。

咳がなかなか止まらなかった。
熱はまったくの平熱だが、のどの痛みが半端なかった。
それも二~三日で収まったが、体調と傷付いた心(大げさだ、実に大げさだ)をいやすために時間が必要だった。
一日一万歩以上歩いていたのと、週三~四日走っていたランニングも中断した。


この間、隠れ家に籠って、哲学的な思索に耽っていた。
(実はただボーっとしていただけ)
新しく作った大きな窓の外には大粒の雪が舞い、雪国の風情を演出していた。
揺れる炎を見つめながら、今年借りている畑を返さなければならなくなったので、庭先に二坪のビニールハウスを作ろうと考えたり、今年こそ全長百十キロに延伸した信越トレイルにチャレンジしようなどと取り留めもなく思っていた。
新しく免疫システムを構築するにはどうしたらいいのだろう。
どこかでまた畑を借りよう。
休養は絶対に欠かしてはいけない。大事だ。

こんな風にして如月(きさらぎ)、光の春は過ぎていく。