白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

台風19号の水害からもうすぐ1年  水没した小布施栗は生き残った

2020年10月02日 20時00分08秒 | 日記
今朝、小布施町に住む義兄から栗拾いを手伝ってくれないかと電話。
栗畑は千曲川の河川敷にあり、昨年の台風19号で水没し、土砂で地盤が数十センチも高くなった。根が呼吸できなくなり枯れてしまうので、木の回りだけ彫り上げた。300本もの栗の木があり、大変な作業だった。
その栗が、今年も実を付けてくれた。ただ、何本か枯れそうになっていた。


今年の栗は駄目だと、義兄は何度も言う。確かに小ぶりだったり、虫に食われているものも多い。昨年が良かっただけに、どうしても比べてしまうのだろう。
春先にも一度千曲川の水量が上がり、畑に水がついたことがある。その影響もあるのだろう。千曲川の堤防をランニングしていても、千曲川自体の川底がずいぶん上がっている感じを受ける。今年はどうか台風被害がないことを祈るばかり。
この栗は小布施の栗菓子になり、人々のお茶の友になるのだろう。
明日も午前中は栗拾い。

夕方、鹿島槍の向こうに日が沈み、東の空から十六夜の月が昇った。