白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

第6回そば教室

2020年10月18日 21時35分42秒 | 日記
密を避け、ひっそりと始めたそば打ち教室。
前回から参加の女性が、昨日の雨でりんご取りが今日になったと朝訪ねてきた。そば打ち教室には参加できないので、自宅で打ってみたいから粉を都合して欲しいとのこと。
取り寄せたばかりの、北海道産のそば粉があったので、500g、それと打ち粉を少し分けてあげた。道具も自作したばかりのそば打ち台と麺棒があったので貸してあげた。
前回打ったそばが美味しくて、実家にも持っていって喜ばれたとのこと。意欲満々で頼もしい。
そば打ち教室は今回で6回目となる。参加者は3人。もう何回か参加されているので、ある程度は慣れている。自前の道具を揃えて持ってきてくれる人もいる。
何人かに声をかけてあるが、来てくれる人は大体決まっている。それでも他の人が来ないとも限らないので、そば打ち台と麺棒、まな板、押さえ板等を自作した。道具は大切だ。ひとつひとつ手に馴染むように丁寧に仕上げる。それでも実際に使ってみて、細かく修正する。そんな作業も楽しい。もう一組くらい作ってみたい。


水回し。この工程が一番大事だということがよくわかっていて、『真剣勝負だ』という言葉が飛び出す。


この人の使っている打ち台と麺棒は僕が自作したものだ。
この人も今度自前の道具を揃えるつもりだという。
前回打ったそばを友人に持っていったところ、美味しいと、とても喜ばれたという。年末には自分で年越しそばを打つと張り切っている。



そばを細く切るのが難しいと言う。
これは普段料理などしたことがないおじさんたちにとっては当然のことだ。
練習するしかない。


今回は1時間半ほどで作業は終了した。これまでそばの茹で方の実習もしていたが、もうその必要もないので今回は省略。
そばを丸く伸して、それを四角にする工程が今ひとつ理解し難いようなので、改めて説明をして終了。
今回使ったそば粉は北海道産の新そば。信州産のそば粉は多分11月ころにならないと出回らないのだろう。新そばは風味が違う。出始めたばかりの新そばは待ちかねていたのでうれしいのだが、新そばが本当に美味しくなるのは厳冬期だという。そばの蘊蓄は色々あって、同好の士で語り合うのも楽しい。

目標に掲げた『今年は年越しそばを自分で』というスローガンも実現まであと一歩のところまで来ている。あと2回の教室でなんとか仕上げなければならない。自分で打てるように内容を考えよう。

そば打ちは楽しい。来年はそば同好会にして、あわよくば補助金をせしめて、もっと多くの人々にそば振る舞いなどしてみたい。そんな事も考えている。