七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2006-08-02 02:43:55 | 自動書記
変化する物語 
刻々と移り変わるシナリオは
でかい骰子で決められる
oは俺に言った
「チキンの頭骸骨」 
実体のない地平線が巻き取られる端の方
あまてらすが隠れてたビニールハウス
中に充満するガス爆発
惨劇 それをみて退屈しのぎする俺たち
形が現れては消えていく破壊の炎の中
バツ印 俺にダメ出し
忘れないように刻印
今でもまざまざと浮かぶ停止状態
魂の硬直化だ
エネルギーが手っ取り早い吹き出し口を求めてる
ぎりぎりまで遅らせろ ためろ 決断は遅ければ遅い方がいい
死ぬまでなにもしない
生まれてきてやることは死ぬことだけ
病院を抜け出して 嵐のような拍手喝采のなか大往生さ
でもあいつらだってすぐ行くさ
淋しいなんてありえない
窒息する程充満してる
みんなでバスガス爆発
でも教祖様はバスから逃げていた
自己責任からの逃亡者
引きこもりを引きずり出すオープン・ザ・ドア
人類の競争率は一流大学より狭き門
戦場に送られる前にドロップアウト
言葉のあやからはじまる仮想現実物語
だから言葉は取り扱い注意
話してるうちに死ななきゃいけなくなってくる
身振り手振りのネイティブスピーカー
そろそろテレパシー使えるかな
カード式の魂
証明書は押し入れの奥深く
ぺらぺらの
端正な
コーティング
真下をボーリング
何かあるはずだと
危険なランディング
悪の扉が開く
口をぱくぱく
よだれ白濁
卑しさを暴く
人生の転落
かぎかっこで要約
弱酸性雨
コンドルは飛んでいく
いつまでも点滅 エマージェンシーコール
いつも点滅
常に危険な物語
俺は自由な登場人物
それが切り結ぶ
言葉の断片だ
事故った痕跡の言葉
後追いの検証だけが言葉
物語ハンターが狩る
俺の慰めを
慰めを求める心を
狩ってしまえ