菅官房長官は、新元号の出典は現存する日本最古の歌集「万葉集」と発表しました。
新元号が発表: 「令和」 2019年4月1日 11時44分
「令和」
「万葉集」は7世紀から8世紀後半ごろにかけて編さんされたとみられる、現存する日本最古の歌集です。
合わせて20巻からなり、天皇や貴族、防人や農民まで各地の幅広い立場の人たちが詠んだ、およそ4500首がおさめられています。
新元号は「令和」 出典は「万葉集」
◆ 引用文は;
「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披き(ひら)、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」
であると発表しました。
◆
新元号 首相「心寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味」 2019年4月1日 12時22分新元号
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190401/k10011868861000.html?utm_int=news_contents_news-main_003
安倍総理大臣は記者会見で、「『令和』には人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている。万葉集は1200年余り前に編さんされた日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく、防人(さきもり)や、農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、わが国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書だ」と述べました。
◆「咲き誇る梅の花のように…」
また、安倍総理大臣は「悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れをつげ、見事に咲き誇る梅の花のように一人一人の日本人があすへの希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込め、『令和』に決定した」と述べました。
◆「希望に満ちあふれた新時代を」
安倍総理大臣は、「文化を育み、自然の美しさをめでることができる、平和な日々に心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ちあふれた新しい時代を国民の皆様とともに切り開いていく。新元号の決定にあたり、その決意を新たにしている」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「5月1日に皇太子殿下がご即位され、その日以降、この新しい元号が用いられることとなるが、国民各位のご理解とご協力をお願いする。政府としても、ほぼ200年ぶりとなる歴史的な皇位の継承がつつがなく行われ、国民こぞってことほぐことができるよう、準備に万全を期していく」と述べました。
さらに、「元号は、皇室の長い伝統と国家の安泰と、国民の幸福への深い願いとともに、1400年近くにわたる、わが国の歴史を紡いできた。日本人の心情に溶け込み、日本国民の精神的な一体感を支えるものとなっている。この新しい元号も広く受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざしていくことを心から願っている」と述べました。
◆「新時代へ願い示す、最もふさわしい元号」
安倍総理大臣は、みずから談話を発表した理由について、「平成の改元時には、当時の竹下総理の談話が発表されている。当時は総理大臣が会見を行うことは極めてまれだったが、30年を経て、総理大臣が直接発信する機会も増大した。平成の時と同様に総理大臣談話を発表するのであれば、私みずから会見を開いて国民の皆さまに直接申し上げるべきだと考えた」と述べました。
また安倍総理大臣は、「令和」とした最大の理由について、「元号の選考については他の案が何かということも含めて、検討過程について申し上げることは差し控えるがわが国が誇る悠久の歴史、文化、伝統の上に、次の時代を担う世代のために、未来に向かってどういう日本を築き上げていくのか。そして、その新しい時代への願いを示すうえで、最もふさわしい元号は何か、という点がいちばんの決め手だ」と述べました。
◆「日本には色あせることない価値があるとの思いで…」
安倍総理大臣は、記者団が「日本の古典を由来とした思いや、平成の次の時代をどのような気持ちで迎え、どのような国づくりをしていきたいか」と質問されたのに対し、「わが国は歴史の大きな転換点を迎えているが、いかに時代が移ろうとも、日本には決して色あせることのない価値があると思う。今回はそうした思いの中で、歴史上初めて、国書を典拠とする元号を決定した」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「万葉集は1200年余り前の歌集だが、一般庶民を含め、地位や身分に関係なく、幅広い人々の歌が収められ、その内容も当時の人々の暮らしや息遣いいが感じられ、まさに国民文化を象徴する国書だ。これは世界に誇るべきものであり、わが国の悠久の歴史、薫り高き文化、そして四季折々の自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代にも引き継いでいくべきだと考えている」と述べました。
また、安倍総理大臣は、次の時代について、「平成の30年間ほど、改革が叫ばれた時代はなかった。平成の時代、さまざまな改革はしばしば大きな議論を巻き起こしたが、現在の若い世代、現役世代はそうした平成の時代を経て、変わること、改革することをもっと柔軟に前向きに捉えていると思う」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「次の世代、次代を担う若者たちがそれぞれの夢や希望に向かって頑張っていける社会、一億総括役社会を作り上げることができれば、日本の未来は明るいとそう確信している。新しい元号のもと、一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そういう時代を国民とともに築き上げていきたい」と述べました。
◆「閣議決定後、天皇陛下 皇太子殿下にお伝え」
安倍総理大臣は、記者団が「天皇陛下と皇太子さまに直接、新元号を報告する予定はあるか」と質問したのに対し、「新元号については、閣議決定を行った後に、宮内庁を通じて今上陛下および皇太子殿下にお伝えした」と述べました。
◆「若者が花咲かせることできる日本を」
記者会見では、「新元号の選定にあたって、若い世代やこれから生まれてくる子どもたちの世代のことを、どのように考えたか」という質問が出されました。
これに対し、安倍総理大臣は、「今の若い世代はSNSなどの新しいツールを見事に使いつかいこなして、どんどん新しい文化をつくり上げている。こうした若い世代の新しいムーブメントは確実にこれまでの政治や社会のありように大きな変化をもたらしつつあり本当に頼もしい限りで、日本の未来を明るいと感じている」と述べました。
そのうえで、「新しい時代には若い世代の皆さんがそれぞれの夢や希望に向かって思う存分活躍することができる時代であってほしい。この点が、今回の元号を決める大きなポイントでもあった」と述べました。
そして、「今回の元号は、『万葉集』にある梅の花の歌、三十二首の序文からの引用だがこの中では厳しい寒さのあと、春の訪れを告げるように見事に咲き誇こる梅の花の情景が美しく描かれている。平成の時代のヒット曲に『世界に一つだけの花』という歌があったが、次の時代を担う若者たちが、あすへの希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができるような、若者たちにとって希望に満ちあふれた日本を国民とともにつくり上げていきたい」と述べました。
◆「新時代を皇太子殿下とともに」
安倍総理大臣は「皇太子殿下におかれては、ことし2月のお誕生日に際し、今上陛下のこれまでのお姿を心にとどめ、国民に常に寄り添い、人々とともに喜び、ともに悲しみながら、象徴としての務めを果たしていきたいとのお気持ちを明らかになさったと承知しており、大変、ありがたいことだと考えている。皇太子殿下のご即位を心からお喜び申し上げるとともに、殿下のお気持ちをしっかりと受け止め、新しい『令和』の時代を、国および国民の統合の象徴となられる殿下とともに歩みを進めていきたい」と述べました。
今日は、新改元発表の歴史的な一日ですので、朝からリアルタイムでテレビ中継を見ていました。菅官房長官は、新元号の発表後の安倍総理大臣の談話も視聴していましたら、思い出したのは、平成23年:2011年は、私にとって、最大の不幸な出来事が起こりました。それ以来、不幸な日が続いていました。今朝、2019年4月1日の明るくなって行く夜明け前の空を眺めていまして、ようやく今年、3月に入ってから私にも長かった不幸の夜が明けて再び輝く朝が来たような気がしています。
そして、午後に、新元号の発表後の安倍総理大臣の談話をもう一度、読み直ししていましたら、安倍総理大臣は;
「悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れをつげ、見事に咲き誇る梅の花のように一人一人の日本人があすへの希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込め、『令和』に決定した」と述べました。
とういう分段で、「梅の花」、「日本」、「日本人」を私の名前に置き換えますと、今の私を応援してくれているように思えてきました。私の名前に置き換えてみますと、これまで不幸だった私に希望を与えて激励・応援してくれているように思えてきました。そんな思いの私の心には、これからの 私の”復活・再生プロジェクトでもう一度輝きたいと思った、私の為のように思えてきました。不思議な運命を感じてしまいました。
さあ、新元号の「令和」の下で復活・再生に向けて歩いて行きましょう!!
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