札幌在住作家・東直己の「名無しの便利屋」シリーズ。
東ファンでない読者にはちょっと解りにくさとクドさが鼻につく。
著者は他のシリーズ物等で、北海道警の悪行とか、若いチンピラや
不良少女の素行とか、あの胡散臭いソーラン踊り(次期選挙で自民党からでるとか噂の)
の連中だとかに対する批判的意見を書いているがこのものがたりにもそんな批判が随所にみられる。
地下鉄で乗客とトラブルになりかけていたところをとりなしたのがきっかけで、
札幌ススキノで便利屋兼私立探偵の「俺は」イラストレイタ―の近藤と
飲み友だちになった。
その近藤が、深夜のさびれかけた商店街で何者かに刺されて死んだ。
彼は誰に、なぜ殺されたのか?
友の無念を晴らすべく、一人で調査を開始する。
やがて事件の背後に、振り込め詐欺グループ、得体の知れぬ産廃業者らの
存在が明らかになり……
札幌の街を舞台に、犯人をおびき寄せる為に自らがおとりの標的に孤独な闘を挑む。
結末は警察を信じない主人公らしく裏社会の超法規的人間関係を
利用して解決に向かうところが著者の限界として残念だが読物としては面白い。
2007年11月 早川書房刊 2100円
東ファンでない読者にはちょっと解りにくさとクドさが鼻につく。
著者は他のシリーズ物等で、北海道警の悪行とか、若いチンピラや
不良少女の素行とか、あの胡散臭いソーラン踊り(次期選挙で自民党からでるとか噂の)
の連中だとかに対する批判的意見を書いているがこのものがたりにもそんな批判が随所にみられる。
地下鉄で乗客とトラブルになりかけていたところをとりなしたのがきっかけで、
札幌ススキノで便利屋兼私立探偵の「俺は」イラストレイタ―の近藤と
飲み友だちになった。
その近藤が、深夜のさびれかけた商店街で何者かに刺されて死んだ。
彼は誰に、なぜ殺されたのか?
友の無念を晴らすべく、一人で調査を開始する。
やがて事件の背後に、振り込め詐欺グループ、得体の知れぬ産廃業者らの
存在が明らかになり……
札幌の街を舞台に、犯人をおびき寄せる為に自らがおとりの標的に孤独な闘を挑む。
結末は警察を信じない主人公らしく裏社会の超法規的人間関係を
利用して解決に向かうところが著者の限界として残念だが読物としては面白い。
2007年11月 早川書房刊 2100円
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます