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読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

18年間有難う御座いました。

2025-08-20 | Weblog
2007年8月20日,甘粕りり子著「中年前夜」の読書感想を書いて始めたこのGOOブログ、サービス終了の知らせを受け今日で丁度18年目を切りに幕を閉じます。
確か閉鎖したジオシティーに書いていたブログを引っ越して書き始めた記憶。
メモとして備忘録のつもりで時々確認の為に読み返していました。拙い文章を時々訪れて読んでくれた方々に改めて御礼申し上げます。
サイトを無料で貸してくれたgooの運営さんにも御礼申し上げます。
18年の長い間有難う御座いました。
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佐野広実著「氾濫の家」

2025-08-16 | さ行
この国に根深く残る「家父長制」をテーマにしたサスペンス小説。郊外の住宅地に住む50代の専業主婦、新井妙子。ある日、隣の家で殺人事件が起きる。被害者の隣人が著名な大学教授だったこと、一人息子がいたことを、妙子は事件を通じて初めて知る。平穏そうに見えた隣家で何が起きていたのか・・・事件はやがて、妙子自身の家庭の闇をあぶり出していく。妙子は結婚以来、自己中心主義、男尊女卑の見本ともいうべき夫の篤史から精神的苦痛を与えられ続けたため、「『自分』がすり減っていく」のを自覚しながら、何もできない不甲斐ない存在。読んでいていらいらさせられます。「周囲から無視され、命令に従うだけの存在に人を貶めた方針をかえさせること。もし間違いに気づき、それを認めて方針を変えるなら・・・」(P338)燐家で殺されたのは「正社員を削減して派遣社員ばかりにすることで経済は活性化する」と主張する政府の御用経済学者(大学教授)・正木芳光。犯人は動機と目的はと加賀美刑事の視点で犯人を目撃したかもという妙子の家の問題と心の変化模様で展開していきます。サブテーマのレイシスト、ヘイト意識、外国人の人権遵守など難しさを再認識させられました。
2025年1月講談社刊
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中山七里著「作家刑事毒島の暴言」

2025-08-11 | な行
シリーズ第4弾。5つの連作短編。出版業界・作家稼業の内幕を描きつつその中で起きた事件を追う。新人賞を獲ったばかりの作家の卵が殺された。若手刑事の高千穂明日香は、作家兼業の名物刑事・毒島と捜査を開始する。被害者が通っていた小説教室を訪ねると、そこには異様な光景が。受講生の提出作品を嘲笑する講師に、互いに貶し合う生徒たち。小説教室とは名ばかりの、マウントの取り合いが繰り広げられていた。高千穂が背筋を凍らせる中、嬉しそうな表情を浮かべる毒島。尋問が大好きな彼は、受講生のプライドをへし折る容赦ない取り調べを行う。・・・「予選を突破できません」
炎上商法でベストセラーを目指す新人作家、・・・「書籍化はデューではありません」。
文学系インフルエンサーに対抗心を燃やす書評家、・・・「書評家の仕事がありません」。
実績もないのに小説教室で荒稼ぎする講師・・・「文学賞が獲れません」。他に宗教法人の教団関連書籍を巡る事件・・・「この世に神様はいません。」文芸界が生んだ “承認欲求モンスター”達を、毒舌で退治する。宗教法人の落ちが面白かった。
2024年9月幻冬舎刊


 
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映画「ジェラシック.ワールド/復活の大地」

2025-08-08 | 映画
2025年米SF冒険映画。原題「Jurassic World: Rebirth」シリーズ7作目。ギャレス・エドワーズ監督作品。前作「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」から5年後。熟練の特殊工作員ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)は、信頼する傭兵のダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ)、古生物学者のヘンリー・ルーミス博士(ジョナサン・ベイリー)等ともに、初代「ジュラシック・パーク」の極秘研究施設が存在した禁断の島へ。そこはかつてパークの所有者が極秘の実験を行い、“最悪の種”と言われる20数種の恐竜が生き残った、地球上で最も危険な場所だった。ゾーラたちの任務は、心臓病に奇跡的な治療効果をもたらす新薬の開発に不可欠な、陸・海・空の3大恐竜のDNAを確保すること。ゾーラたちは恐竜の脅威に立ち向かいながら、任務遂行のために歩みを進めていくが遭難信号を受信したことにより恐竜により転覆反転させられたヨットの家族4人を救助する・・・。家族で楽しめる娯楽作品。テーマというか医学や科学が企業独占によって公共性を失うことへの懸念や、利己主義がもたらす倫理観の欠如に触れていてストーリー的にも考えさせる。可愛い草食恐竜のベビーもいい味を出している。

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堂場瞬一著「闇をわたる セレブ・ケース」

2025-08-05 | 堂場瞬一
捜査対象は上級国民。セレブ担当刑事。愛車は中古だがポルシェ・カイエン、自宅は六本木の高級マンション。セレブ出身、セレブ担当刑事が追うのは、セレブリティが吐いた嘘・・・主人公・二階堂悠真の肩書は、警視総監直轄の部署・「警視庁特別対策捜査官」。・・・といっても、実際には「部署」ではなく「窓口」で、担当は彼一人だけ。ある日、二階堂のもとにある女性が相談に訪れる。窃盗事件の被害届を出したいのだが、所轄の態度が気に食わないので何とかして欲しいとのこと。彼女は被害者の元ホステス上がりの後妻で夫の被害者は港区内に住む資産家・梅島。ラーメン屋の親父から、一代で巨大飲食チェーンを育て上げた“成金”で、会ってみると極めて高慢な人物で怪しい面がある・・・。捜査を進める二階堂の元に、今度は渋谷中央署から電話が。なんと、総務省審議官の息子を強盗の容疑でしょっ引いたというのだ。複雑に絡み合う二つの事件、秘められた名門一家の過去とは。捜査対象は上級国民。セレブ担当刑事、新しい警察小説です。「上級国民」の闇を暴きつつ事件を解決していくのだが無駄なシーンが多く面白さが薄まる感じ。
2025年4月文藝春秋社刊


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天童荒太著「昭和(レトロ)探偵物語 平和村殺人事件」

2025-08-01 | た行
ビートルズが初めて訪日してコンサートを開いた1966年。昭和41年。日本の片隅、尽忠村で、或るおぞましい事件が起きた。私にとっては、忘れがたいというより、いまなお当時の光景といい、匂いといい、感触といい、生々しい記憶で胸が焼かれるような想いがする事件である。加えて、あの悲しみに満ちた出来事には、表向き解決した内容、すなわち、裁判になったり、新聞記事になったりした事実とは、また別の驚くべき真相があった。たとえば被害者の数は、公表された数よりも、はるかに多かったのだ。村の名の平和村への改名をめぐり起きた殺人事件。その謎に挑む「流しのギター弾き探偵」の鯨庭(イサニワ)行也。横溝の「犬神家の一族」を思い出させるような殺人事件の裏には太平洋戦争で息子らを失った親の思いが事件に影を落とす。蒸気機関車、黒電話、ポンプ式井戸、フィルムカメラ、昭和と現代とを比較する注釈が多用されて時代を知らない人も楽しめる工夫はあるが登場人物の深みや掘り下げが不十分だしミステリーもあまり驚きがないうえ怖さもなかったし読了後の感動も少ない。
2025年6月角川春樹事務所刊
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安萬純一著「不可解事件請負人火垂柚葉」

2025-07-31 | あ行
助かる寸前で無言のまま自らから墜落死した男。充分な食料がありながら一人きりで脱水死した麻薬取締官。連続する不可解な事件に挑む謎めいた女探偵。探偵火垂柚葉と助手の油杵島はある日、団地の10階に人がぶら下がっているという情報を得て駆けつけるが不可解な表情を浮かべた男は近づいた油杵島たちの目前で自ら転落死してしまう。・・・刑事でもない探偵が警察官と一緒に行動したり、謎の依頼人甲羅魏警部など設定がかなり無茶苦茶だし、火垂と実妹菊井刑事の家族関係の話も絡んで話が錯綜して展開。やたら人が出て来るが個々のキャラ設定不足、人間関係がややこしくイマイチ不明。謎ばかり残る結末にスッキリ読了出来ず。付録に 「本格ミステリーを書きたい人のためのトリック作成法!」がついてるが作家になる気がない人には小説のアイデアが生まれる過程の参考程度になるかも。
2025年5月南雲堂刊
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染井為人著「歌舞伎町ララバイ」

2025-07-26 | さ行
復讐サスペンス小説。中学卒業と同時に毒親元から飛び出し歌舞伎町にたどり着いた15歳の少女・七瀬。わずか15年の人生で絶望を味わい、すべてをあきらめている七瀬にとって、歌舞伎町は唯一、心を安らげる場所だった。トー横広場で仲間とダベり、危ないバイトに手を出していくうち、歌舞伎町の闇社会や家出少女たちを食い物にしようとする大人やヤクザたちとも関わっていく。そして事件は起きた。炊き出しをするボランティア団体の裏の秘密を手に入れる。唯一の友人愛莉衣がオーバードーズで死んで傷心の七瀬は手に入れた秘密を告発しようとするが、ヤクザに捕まり殺されかける。その5年後。別人のような大人の女性になった七瀬が、愛と名乗り自分を陥れた大人たちに次々と復讐してく令和の仕事人の様子が痛快。黒人のコカインの売人コディ、スナックの老ママがキーマンでもあるらしいが、スピード感ある物語の展開にただあまり調子よく行き過ぎそんなに都合よく行きそうにないと思うのだが痛快に読了。
2025年3月双葉社刊
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藤岡陽子著「僕たちは我慢している」 

2025-07-21 | は行
日本屈指の進学校に通う高校生たちの大学受験。周囲の期待というプレッシャーを背負いながら挑み続ける彼らの青春が生き生きと描かれている。中学から野球部で一緒だった三人。千原道人は高校では受験に専念するつもりが、中小企業を営む父の病気が再発した・・・。高校でも野球を続けている穂高英信は、総合病院の四代目として期待されているが、医学部受験には及ばない成績に迷う・・・。唯一夏の大会を最後に引退した中森揮一は、周回遅れの受験勉強にまったく身が入らず、大学受験を辞めようかとさえ思う・・・。もう一人、中一から学年トップを維持する香坂淳平。彼にも思い悩みが・・・。それぞれに容易ならざる事情を抱えながらも、彼らはどのようにして心を決めたのかその軌跡と到達点を描く。家庭が裕福で優秀な進学校に進んだ一人一人に生き方に苦労があり大変だと思う。なんのために学ぶのか?という問いかけへの多様な答えがここにはある。特に母親たちのほどよい寄り添い方や、先生のそっと背中を押すような言動が素晴らしい。相手を尊重し、ひとりの人格として認めることが何より大切。主体性を育てるには、それを受け入れる素地が欠かせない。そして何より、彼らたちが学校の仲間とお互いを高め合うさまに感動。努力の先にある結末もさらに熱い。自分の未来のためにする我慢の尊さや美しさ、そして、がんばったからこそ得られる喜びが、心に刺さりました。
2025年5月株式会社COMPASS刊 
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長浦京著「シスター・レイ」

2025-07-17 | な行
東京墨田区の外国人たちの相談役的存在で、「シスター」と慕われる、予備校の英語講師、能條玲。フィリピン出身の友人女性からの頼みで彼女の息子を探すことになった玲は、彼を探すうちに、ひょんなことから暴力団浦沢組と外国人半グレ集団とのトラブルに巻き込まれてしまう。普段はただの一般人としてふるまう彼女だが、元フランス特殊部隊のエースという隠された経歴があった。前職の技術を活かし、暴力団と半グレたちを制圧して事件を解決に導く玲。その後も相次ぐトラブルに巻き込まれた外国人たちを助けていくうちに、玲は下町に隠された国際的な陰謀に巻き込まれていく。二転三転する国際的なアンダーグラウンドで負の連鎖が続く。強いスーパーウーマンレイは中国人勢力、ブラジル人、ベトナム人勢力相手に手に汗握る怒涛に続くアクションは流石。報酬を求めない活躍と訳ありの過去、最近の在日労働者の問題等リアル感もあり楽しめた。続編もありかも。
2025年3月角川書店
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今野敏著「リミックス神奈川県警少年捜査課」

2025-07-13 | 今野敏
「わが名はオズヌ」「ボーダーライト」に続くオズヌシリーズ。 
神奈川県警少年捜査課の高尾と丸木のもとに、旧知の高校生・賀茂が失踪したという報せが届く。賀茂は古代の霊能者・役小角の呪術力を操る不思議な少年だった。
賀茂は失踪前、半グレに追われていたという。高尾たちが失踪の経緯を調べると、外国にルーツをもつ若者たちと半グレ集団の間で抗争が起きつつあることが判明する。事態はやがて、カルト的人気を誇る女性ボーカル・ミサキを巻き込んだ誘拐事件へと発展し・・・。
オズヌが氏名を聞いて問題が解決するという安直さが陳腐。ストーリーも結末も想像できる人物描写も心の動きや深みもなくご都合主義の展開で著者の駄作決定。
2024年9月小学館刊


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鶴形山登山

2025-07-10 | 
NHK東海のローカルで紹介されていたお勧めの3つの低山の一つ美濃の鶴形山360mにハイキング。気温33度熱中症に気おつけながら洲原神社の駐車場に車を停め頂上目指す。
ときたま吹く涼風と森の中は木陰ばかりの登山道で何とか無事登頂し下山。写真は登山口にある岩門でこの中を通り頂上を目指す。約2時間。歩行距離4k.標高差登り380m。
洲原神社前の長良川の巨大岩、神島
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米澤穂信著「可燃物」

2025-07-05 | や・ら・わ行
警察推理短編小説5つ。群馬県警察本部刑事部捜査第一課葛(かつら)警部。余計なことは喋らない。上司から疎まれる。部下にもよい上司とは思われていない。しかし、捜査能力は卓越している。『彼らは葛をよい上司だとは思っていないが、葛の捜査能力を疑う者は、一人もいない。』警部の鮮やかな思考と推理で事件を捜査報告や資料から細かな不明点や矛盾を丁寧に粘り強く紐解き事件解決につなげる。スノボでの遭難?頸動脈を刺され失血死した男性の遺体があった。犯人は一緒に遭難していた男とほぼ特定できるが、凶器が見つからない犯人は何を使って刺殺したのか?・・・「崖の下」、強盗致傷事件の容疑者の深夜の交差点での交通事故、複数の証言が不自然に一致・・・「ねむけ」。バラバラ殺人死体遺棄、不審な遺体・・・「命の恩」、住宅街で起きた可燃物ゴミへの連続放火、読めない動機・・・「可燃物」、郊外のファミリーレストラン立てこもり事件が発生、かみ合わない証言・・・「本物か」。とにかく情報集めて取捨選択。意味のなさそうな雑多な情報が、真実に近づくための鍵に、淡々と謎を解く予想を裏切る展開で短編ながらスリリングでとても面白かった。
2023年11月文藝春秋社刊


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福田和代著「ヴァンパイア・シュテン」

2025-07-05 | は行
ファンタジーサスペンス。明治三年、陰陽師たちによって丹後に封じられていた最凶にして不死の吸血鬼・酒呑(シュテン)童子が永遠の命を求める者たちの手によって現代に甦った。その背後に、いにしえにシュテンを鬼にした方士・徐福の影が。平安時代から鬼と戦ってきた陰陽師安倍晴明の末裔・那智行人を中心とする警察庁特別調査課(トクチョー)はシュテンを追う。シュテンは人間世界に身を潜めてきた仲間の茨木童子によって東京へ。その東京でも、シュテンも知らぬ吸血鬼による凄惨な事件が頻発していた。徐福によるものなのか。東京が、シュテンたちと徐福、トクチョーの三つ巴の戦いの嵐に巻き込まれていく。超常の力を持つ者たちの戦いを現代的な手法で痛快に描いたファンタジー。吸血鬼に血を吸われた人は血を求めて吸血鬼になる某国のミサイル発射も鬼のせい。それなりに歴史と言い伝えの世界に整合性を無理やりつけてリアル感を出してはいるがご都合主義は否めない。著者の小説の世界に浸れるか否かで評価はわかれる。残念ながら面白くは読めなかった。
2025年4月光文社刊

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柚月裕子著「風に立つ」

2025-07-01 | や・ら・わ行
問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度「補導委託」の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が・・・。家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある。岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を描いた父と子のすれ違いを描いた人間ドラマ。誰かのためにできることがきっとある”はずだ。親の身勝手もあるが親の子に対する思いはある。登場人物はみんな優しい読後感のいい小説でした。
「物事には風というものがある。仕事、人生、時代にいろんな風が吹く。穏やかなそよ風もあれば、激しい暴風もある。ほかにも追い風、逆風・・・人はそれらに翻弄されるんです。・・・それに立ち向かう為に必要なものはなんだかわかりますか」「強さです」(P134)
「選択肢のない人生はいかに辛いかを知っているから、自分の子供には自由に生きてほしい。」(P366)「自分がしたいようにするからには、大変でも、失敗しても、誰のせいにはできない。全部自分の責任だ。」(P366)
2024年1月中央公論社刊


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