デビュー作『探偵はバーにいる』の“ススキノ野探偵”シリーズの前日譚で“俺”がまだ北大に在学していた頃の物語。
若き日の“俺”24才北大の講義には殆ど出ることもなく、大学に顔を出すのは、
高田から空手を教えてもらう条件として週に一度の自主ゼミで脇本教授から「失楽園」の英語の講義を一緒に受けることであった。
家庭教師を週に3件こなし5万円程生活費を稼ぐ反面、その頃ススキノの一部富裕層で流行っていたギャンブルで遊びの金や生活の足しにする資金稼ぎに励んでいた。
あとは昼間から酒飲みの気ままなグータラ生活を繰り返すのみ。
大きな山場はなく桐原や高田との出会いや馴れ初めが3件ほどのエピソード事件を絡めて語られ、ひょんなことから知り合ったフィリピーナの踊り子が行方不明になる展開。
携帯のなかった時代の連絡方法や当時の流行っていた歌、話題の映画、風俗が懐かしく語られる。
若き日の“俺”は一体どんな奴でススキノにどっぷりと嵌ってどのような生活をしてああなったのか?その訳は解る。
『バーにかかってきた電話』が映画されることが決定したとか(映画化名『探偵はBARにいる』2011年秋公開予定)
2011年3月 ハヤカワ文庫
若き日の“俺”24才北大の講義には殆ど出ることもなく、大学に顔を出すのは、
高田から空手を教えてもらう条件として週に一度の自主ゼミで脇本教授から「失楽園」の英語の講義を一緒に受けることであった。
家庭教師を週に3件こなし5万円程生活費を稼ぐ反面、その頃ススキノの一部富裕層で流行っていたギャンブルで遊びの金や生活の足しにする資金稼ぎに励んでいた。
あとは昼間から酒飲みの気ままなグータラ生活を繰り返すのみ。
大きな山場はなく桐原や高田との出会いや馴れ初めが3件ほどのエピソード事件を絡めて語られ、ひょんなことから知り合ったフィリピーナの踊り子が行方不明になる展開。
携帯のなかった時代の連絡方法や当時の流行っていた歌、話題の映画、風俗が懐かしく語られる。
若き日の“俺”は一体どんな奴でススキノにどっぷりと嵌ってどのような生活をしてああなったのか?その訳は解る。
『バーにかかってきた電話』が映画されることが決定したとか(映画化名『探偵はBARにいる』2011年秋公開予定)
2011年3月 ハヤカワ文庫
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