「待っていた女・渇き 」から続く私立探偵・畝原シリーズ第8作目。この作家当りはずれがあるのだが、今作はホームレスを囲い込み生活保護費をピンはねする貧困ビジネスやゴミ街道・ゴミ屋敷問題等昨今の問題になっている話題を絡めて興味深い。
行方不明の元高校数学教師を探す謎や、同じく行方不明の元ホームレスの女性の生き死にのミステリーを何時ものメンバーの娘の冴香、真由アシスタントの貴が活躍して解決する展開。
よくありがちな無駄な説明やクドイ繰り返しのセリフがなく楽しめた。
主人公畝原は著者と同時代の60代前のメール位しか使いこなせないアナログ派で、身体も鍛えてるには程遠く息切れしたり、家族思いの普通の等身大のおっさんだ。
そんなおっさんの頑張りが面白いのだ。難病、線維筋痛症についたはこの本ではじめて知った。
鈴蘭の花言葉「清純。きっと帰ってくる。」が表題に使われているのも後半明らかになり納得できる。
ゴミ屋敷の嶺崎の過去経歴は最後まで不明で不満だった。
500Pの長編ですがダラケルことなく一気に読めた。
『心の奥底に咲く花―罪を背負いし生きる者は、その姿を追い求めるのか。』・・・
2010年6月角川春樹事務所
行方不明の元高校数学教師を探す謎や、同じく行方不明の元ホームレスの女性の生き死にのミステリーを何時ものメンバーの娘の冴香、真由アシスタントの貴が活躍して解決する展開。
よくありがちな無駄な説明やクドイ繰り返しのセリフがなく楽しめた。
主人公畝原は著者と同時代の60代前のメール位しか使いこなせないアナログ派で、身体も鍛えてるには程遠く息切れしたり、家族思いの普通の等身大のおっさんだ。
そんなおっさんの頑張りが面白いのだ。難病、線維筋痛症についたはこの本ではじめて知った。
鈴蘭の花言葉「清純。きっと帰ってくる。」が表題に使われているのも後半明らかになり納得できる。
ゴミ屋敷の嶺崎の過去経歴は最後まで不明で不満だった。
500Pの長編ですがダラケルことなく一気に読めた。
『心の奥底に咲く花―罪を背負いし生きる者は、その姿を追い求めるのか。』・・・
2010年6月角川春樹事務所
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます