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読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

長浦京著「シスター・レイ」

2025-07-17 | な行
東京墨田区の外国人たちの相談役的存在で、「シスター」と慕われる、予備校の英語講師、能條玲。フィリピン出身の友人女性からの頼みで彼女の息子を探すことになった玲は、彼を探すうちに、ひょんなことから暴力団浦沢組と外国人半グレ集団とのトラブルに巻き込まれてしまう。普段はただの一般人としてふるまう彼女だが、元フランス特殊部隊のエースという隠された経歴があった。前職の技術を活かし、暴力団と半グレたちを制圧して事件を解決に導く玲。その後も相次ぐトラブルに巻き込まれた外国人たちを助けていくうちに、玲は下町に隠された国際的な陰謀に巻き込まれていく。二転三転する国際的なアンダーグラウンドで負の連鎖が続く。強いスーパーウーマンレイは中国人勢力、ブラジル人、ベトナム人勢力相手に手に汗握る怒涛に続くアクションは流石。報酬を求めない活躍と訳ありの過去、最近の在日労働者の問題等リアル感もあり楽しめた。続編もありかも。
2025年3月角川書店

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