■「石川光陽写真展」@旧新橋停車場「鉄道歴史展示室」
汐留ミュージアムに行く途中にあって、思わず吸い込まれてしまった。
この建物自体が昔の新橋停車場を再現したのかしら?趣がある。
石川さんは警視庁カメラマンとのことで、空襲で焼かれた東京駅など鉄道に関する風景のほかにも、
吉原の芸者さんや、銀座三越、浅草のほうずき市など、昭和の都内の貴重な記録を撮っていたんだな。
自らの可愛い娘さんと愛犬のなにげない日常のステキな写真もあった。
愛用していたライカのカメラ、当時の切符、切符に切り込みを入れるハサミなども展示してある。
1Fには、強化ガラスの足下に昔のまま保存されたプラットホームの石積みがあったり、
瓶の底、茶器、切符など、発掘された品々も展示してある。
当時の記憶を声高らかに喋ってた奥さん連が賑やかで、スタッフもちょっと困ってたな
■「ルオーと風景」@パナソニック電工 汐留ミュージアム
ガラス張りの高層ビル4Fにあるギャラリー。
先日観たブリヂストン美術館のルオーの作品が印象的だったから行ってみた。
ルオーの生家のあるベルヴィル地区は、当時拡張したパリの郊外にあたり、貧民街だった。
父は職人、祖父は芸術が好きで、両者の気質を受け継いだルオーは、美術学校でモローに学ぶ。親友はマティス。
その名も「孤独者通り」という実際にある通りを描いたものなど、どれも原色をそのまま使わずに、
奥深い、土着的とも言える暗い色の重ね塗りと、もっさりした線が特徴的。
ブリュターニュの開放的な海にとても驚いたらしいが、海を描いても全然青じゃないんだよね。
後世は聖書にまつわる絵が増え、「描くことは祈りだ」と言っていたらしい。
真ん中に道が通ってて、キリストと信者がいて、赤いキノコみたいな屋根の家の絵が判を押したように多い。
夜や秋の題材が好みで、必ず空には白い月が浮かんでいる。
行ったことのない場所を描いていたこともあって、彼の心象風景なんだな。
奥さんがピアノ教師をして家族を養っていた、売れなかった不遇の時代もあった。
意外と近代まで生きていたのにはビックリ/驚
遺作と言われる絵には、鮮やかな色がたくさん使われていて、全体的に明るかった。
彫った木に描いた風景画も面白い。サインしても手を加え続けることも多く、
未完成の絵に娘さん(絵を管理していた)が印を押した小品シリーズも可愛い。
震災のため展示出来なかった絵も数点あり、写真のみの展示になっていた。
同時開催されている『ルオーの王国』を探検しよう!コーナーでは、
ちっちゃな扉を開けると子どもの目線の位置にキリストの顔などの絵が飾られていて、
カンタンな説明書きもあり、人となりが分かる家族写真も展示されている。
サーカスのピエロが好きだったということで、道化師の絵も多い。
子どもにも親しみの湧く温かみのある絵だもんね。こんな企画もステキだ
ミュージアムショップを抜けて出たところに映像を流すコーナーもあって、
14分間ほどにまとめられたルオーの映像が見れる。
今日はパナソニックでなにか面接会でもあったみたいで、黒スーツの若者が行き来してて、
同じくスーツを着こんでいったわたしが、座ってゆったり映像を見てるのは変だったかな?
午後から雨の予報が当たって、帰りは雨。
銀座線に乗ったら、相変わらず天井が低くて狭いし、ムッとした湿った空気でちょっとドキドキしたけど、
まだ勤め人の帰宅時間帯前だったから空いててよかった
今週はずっと雨マークだね・・・お散歩するには一番いい季節なんだけどな。
その他の写真は、フォト一覧でどうぞ。
汐留ミュージアムに行く途中にあって、思わず吸い込まれてしまった。
この建物自体が昔の新橋停車場を再現したのかしら?趣がある。
石川さんは警視庁カメラマンとのことで、空襲で焼かれた東京駅など鉄道に関する風景のほかにも、
吉原の芸者さんや、銀座三越、浅草のほうずき市など、昭和の都内の貴重な記録を撮っていたんだな。
自らの可愛い娘さんと愛犬のなにげない日常のステキな写真もあった。
愛用していたライカのカメラ、当時の切符、切符に切り込みを入れるハサミなども展示してある。
1Fには、強化ガラスの足下に昔のまま保存されたプラットホームの石積みがあったり、
瓶の底、茶器、切符など、発掘された品々も展示してある。
当時の記憶を声高らかに喋ってた奥さん連が賑やかで、スタッフもちょっと困ってたな
■「ルオーと風景」@パナソニック電工 汐留ミュージアム
ガラス張りの高層ビル4Fにあるギャラリー。
先日観たブリヂストン美術館のルオーの作品が印象的だったから行ってみた。
ルオーの生家のあるベルヴィル地区は、当時拡張したパリの郊外にあたり、貧民街だった。
父は職人、祖父は芸術が好きで、両者の気質を受け継いだルオーは、美術学校でモローに学ぶ。親友はマティス。
その名も「孤独者通り」という実際にある通りを描いたものなど、どれも原色をそのまま使わずに、
奥深い、土着的とも言える暗い色の重ね塗りと、もっさりした線が特徴的。
ブリュターニュの開放的な海にとても驚いたらしいが、海を描いても全然青じゃないんだよね。
後世は聖書にまつわる絵が増え、「描くことは祈りだ」と言っていたらしい。
真ん中に道が通ってて、キリストと信者がいて、赤いキノコみたいな屋根の家の絵が判を押したように多い。
夜や秋の題材が好みで、必ず空には白い月が浮かんでいる。
行ったことのない場所を描いていたこともあって、彼の心象風景なんだな。
奥さんがピアノ教師をして家族を養っていた、売れなかった不遇の時代もあった。
意外と近代まで生きていたのにはビックリ/驚
遺作と言われる絵には、鮮やかな色がたくさん使われていて、全体的に明るかった。
彫った木に描いた風景画も面白い。サインしても手を加え続けることも多く、
未完成の絵に娘さん(絵を管理していた)が印を押した小品シリーズも可愛い。
震災のため展示出来なかった絵も数点あり、写真のみの展示になっていた。
同時開催されている『ルオーの王国』を探検しよう!コーナーでは、
ちっちゃな扉を開けると子どもの目線の位置にキリストの顔などの絵が飾られていて、
カンタンな説明書きもあり、人となりが分かる家族写真も展示されている。
サーカスのピエロが好きだったということで、道化師の絵も多い。
子どもにも親しみの湧く温かみのある絵だもんね。こんな企画もステキだ
ミュージアムショップを抜けて出たところに映像を流すコーナーもあって、
14分間ほどにまとめられたルオーの映像が見れる。
今日はパナソニックでなにか面接会でもあったみたいで、黒スーツの若者が行き来してて、
同じくスーツを着こんでいったわたしが、座ってゆったり映像を見てるのは変だったかな?
午後から雨の予報が当たって、帰りは雨。
銀座線に乗ったら、相変わらず天井が低くて狭いし、ムッとした湿った空気でちょっとドキドキしたけど、
まだ勤め人の帰宅時間帯前だったから空いててよかった
今週はずっと雨マークだね・・・お散歩するには一番いい季節なんだけどな。
その他の写真は、フォト一覧でどうぞ。