メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『SMILE~人が人を愛する旅』

2007-04-06 23:55:55 | 映画
夕方友だちと渋谷で待ち合わせ。噂の『LUSH』に寄った。
敏感肌でも安心して使えてツルピカになったってゆってたのは「天使の優しさ」て洗顔料。
なんだか粘土みたいな見た目・・・てわたしは買ってないけどw
また派遣営業から紹介が来たんだけれども、時間のシフトが厳しくて却下

友だちが調べてきてくれた饂飩屋さん『饂飩四国』で夕はん。ぶっかけ天ぷらうどん美味いっ!!!
レイトショーのみの上映で21:20~って余裕があると思ってまたおバカ話に夢中になってたら
ゆっくりお茶する時間がもうないっ




で、観て来ました~『SMILE~人が人を愛する旅』。お客さん少ないな~(遅いから?w
始まる前にパンフをゲットv Tシャツとセットで4000円でなかったら写真集も欲しかったかもw

ネット試写で一度観たけど、大画面&大音量で観たらやっぱり全然違う!
メンバの喋りとライブ映像の切り替わりが激しくてやや散漫な感じも受けるけど、
いままさに演奏してるメンバとまじって動き回るマッキーのカメラワークが迫力
興奮の頂点にいるヨーロッパの観客たちのエネルギーもものすごい。

観終わって、友だちはわたしが大人しく観てたのがフシギってゆってたが、いやいやっ!
逆に映像といっしょに歌って踊りだしそうになるのをガマンしてたんだけど?w
北さんが客席にダイブしてるのを見て笑いをこらえてるヒヤムの表情にツボったりとか/爆
正直、スカパラファンにはたまらないけど、他の人が観たらどぅーなんだろ?って不安にも思ったが、「今作を観てスカパラライブに行きたくなった」てコもいるみたいだし。
それってかなりステキな出逢いだ。

これはツアーに出るミュージシャンが観てもぐっとくるロードムービーに間違いない。
さぁあああーーーースカテンション上がりましたあああ~
命賭けて演奏してる彼らと一緒に、15日のAXは命賭けて踊るんだぜっ!!!

あと9日。

Are you ready for this!!!?

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『四つの恋の物語』

2007-04-06 12:00:00 | 映画
『四つの恋の物語』(1947)
まだ見てない成瀬巳喜男シリーズを借りたつもりが、以前久我美子シリーズ
(なんでもシリーズ化)で漁ってたときに観た気がしてきた(ま、いっかw
タイトル通り「恋愛」にまつわる4作のオムニバスでそれぞれ名監督、豪華キャストを
揃えて、いろんな恋模様を描いていて楽しい。

初恋
監督/豊田四郎 出演/池部良、久我美子、志村喬、杉村春子 ほか
すごいわたし好みなキャスト。冒頭を飾るにふさわしいどこまでも初々しい恋。
久我美子のまだ幼さが残るふくよかな少女時代の貴重な映像。
孤独な少女と学業ひと筋だった青年がひとつ屋根の下で暮らして心通わせる様子を
見守る夫婦もまたいいひとばかり。

別れも愉し
監督/成瀬巳喜男 出演/木暮実千代、沼崎勳、菅井一郎 ほか
一転してこちらは大人の恋愛。冴えなかった男を尽くして変えた女(離婚歴あり)は、
新聞配達員の若いコに男を取られ最後のダンスを踊る。
一見さっぱりした別れに見えるけど、複雑な女心が垣間見れて
バーで待つ彼女とバーテンダーの夫婦と失恋した女をモノにしようとする男、
この対比もおもしろい。

恋はやさし
監督/山本嘉次郎 出演/榎本健一、若山セツ子 ほか
エノケンてこの人か~バスター・キートンみたいだな。パントマイムが楽しい。
さびれた劇団の演目『ボッカチオ』が進む一方で、若くて可愛い団員の女の子が
大阪にたつと告げるが、下っ端のエノケンは好きな気持ちをうまく伝えられず素っ気無い別れに。
なぜか楽屋で饅頭を売ってるおばさんがもどかしさから2人をせっついて
「そうゆうことは男から言うもんだよ。女のほうから言えるものかい」
「そんなもんかね~」
「あんたがグズグズしてるから、彼女は行きたくもない大阪に行っちまうんじゃないか」
舞台上でのコミカルさと現実との対比がおもしろい。

恋のサーカス
監督/衣笠貞之助 出演/浜田百合子、河野秋武、進藤英太郎 ほか
ラストを締めるのがこのサスペンス風の話なんだけど、うまくセリフが聞き取れずに
この短い時間枠じゃ話がよく見えてこなくて、なんだかすっきりしないのが残念。
どうやらサーカス団員の男女の愛憎劇が原因で空中ブランコの演技中に手を離して
殺人を犯してしまった男の話みたいなんだけど。

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『ターン』

2007-04-06 11:42:14 | 映画
『ターン』(2000)
監督:平山秀幸 原作:北村 薫『ターン』(新潮社)
出演:牧瀬里穂、中村勘太郎、倍賞美津子、北村一輝 ほか

Aさんから借りたこの1本。牧瀬の表情のアップのジャケが印象的で
公開時やビデオショップでも気になってて、今回観る機会ができた。

世界中に自分ひとりだけ。
そんな夢を見たり、想像をしたことがある。けっこー楽しそうv
ちゃんと一日の移り変わりがあって、しかも過ごしやすい6月のある晴れた日で
止まっている今作のような設定なら申し分ない。
わたしならいちいちお金を置いたりせずにw、行きたいところに行き、
食べたいものを食べ、着たい洋服を着て、読みたい本を読んだりして
いろいろ探検してるうちにあっとゆうまに10年くらい過ぎていそうw
でもやっぱり人恋しくはなるんだろうなあ!こんな顔の怖い殺人犯に会うくらいなら
ひとりで十分だけど(北村一輝の顔がコワイ・・・

当時18歳ってのが信じられないくらい落ち着いた雰囲気の中村勘太郎は、
わたしの好きな演技派韓国俳優イ・ジョンジェ(『イルマーレ』はおススメ)に
似てなくもない淡々としたいい味出してるけど、
ヒロインは正直、牧瀬じゃないほうがよかったなあ~(単なる好みの問題

今作は時間の狭間に捕らえられたってゆうより、事故のショックで身体と魂が
離れてしまった話みたいだな。
なにかのSF小説で、時間と空間は一定の方向に流れているもの、
固定的なものではなくて、複雑に交錯して同時に存在しているために
なにかのキッカケで違う次元に入り込んでしまった状態を「神隠し」などと呼ぶとか。
バミューダ・トライアングルで突然消えた船や飛行機とかもそう。
こうゆう『ムー』みたいな話しはじめると止まらなくなるからね/爆

最近のDVD特典によくあるメイキング映像って必要だろうかっていつも思う。
たとえば牧瀬ファンが彼女の撮影時の素の顔を見たいって目的ならわかるけど、
「このシーンはこんな合成でできてます」え~~~っ?! みたいなのって、
夢の世界に浸りたいディズニーファンに「ミッキーの中の人はこんな人です」
って見せるようなものw
映画はあくまで夢であってほしいって思うから。
それにしても、レストランから雪が降る外を見るなんて何気ないシーンまで
CGで創ってしまえるってすごい技術だな~・・・

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