ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

ぼーっとなる血圧上る余寒かな

2020-02-07 | 春の俳句
     


     余寒なほ場末のバーの軋むドア


     二人きり余寒たのしむカウンター


     余寒なほスコッチのグラス揺らめく


     余寒なほパキッと割るるチョコレート


     余寒かな濃き口づけの別れ際


     バーを出て襟を立てゆく余寒かな


     最終の電車で帰る余寒かな


     


     駄菓子屋に子供らゐなひ余寒かな


     余寒なほコーヒー熱く淹れる朝



今朝も冷え込みました。カップも熱く温めてコーヒーを淹れました。