ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

どくだみ

2019-06-08 | 昭和の親父

     


     どくだみの咲きし錆びたるトタン塀


     どくだみを信楽壺に二十ほど



     叱られし子の十薬に放尿す


     どくだみのざわざわざわと放尿す








       どくだみを漢字に変換を試みたけど、出て来ませんでした。歳時記には載っています。
     どくだみの句に「白十字」を使ったのはもういっぱいあると思います。
     数日前まできれいに咲いてたけど、もう盛りを過ぎて錆び始めてきていました。
     花の命は短い。季節はどんどん進みます。待ってはくれません。今日は肌寒いですね。梅雨寒?






          
にほんブログ村 シニア日記ブログ 男性シニアへ

黄雀風

2019-06-07 | 昭和の親父

     


     寝返りの裾の乱れや黄雀風



       季語には発見がありますね。こんな季語があったのかと。
     それは楽しくて、ワクワクドキドキでもあります。
     半ズボンに、横掛け水筒で今日も野山を探検です。
     われらが、老年探偵団!



     


     着替へても黄雀風の纏ひつく


     べたつくや黄雀風に垂れしまら



にほんブログ村 シニア日記ブログ 男性シニアへ


ふんどしの紐の硬さや梅雨近し

2019-06-06 | 昭和の親父

     


     樹々の葉の青き曇りや梅雨近し



       明日、明後日の雨で梅雨入り宣言するんでしょうか。
     蛙が、田植え前の田んぼで、夜はもうたいへんな賑わいです。
     尻を振って、鳴き声の裏返ったのもいます。
     ふらふらと肩組んだ酔っぱらいの蛙もいました。
     夏草の生い茂った中に灯りが見えました。
     望遠鏡で見ると、看板に「ケロケロ横丁」とありました。


     










にほんブログ村 シニア日記ブログ 男性シニアへ
にほんブログ村

ふんどしから転がり出たる実梅かな

2019-06-04 | 昭和の親父
     


     バラバラと叩く実梅の落つ筵



     


     出た腹のほど収穫の実梅かな


     青梅ひとつ転げ落つふどしかな


     青梅を捥いでふどしに包みけり


     ガリガリと実梅かぢりし幼き日





      昨日は一つ季重なりがありました。後で気づきましたが、そのままにしてあります。
    うっかり、よくあることですね。俳句の初めの頃は。俳句は奥が深いです。
    ふんどしを使って詠むのも限界があります。
    でも、夏はふんどしの季節なのでまだまだ詠めそうです。






         
にほんブログ村 シニア日記ブログ 男性シニアへ