ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

蜆つつき見る口開けしパックを

2020-02-28 | 春の俳句
     太古のにほひのしたる蜆かな


     


     蜆にも仲間意識のありにけり


     貧しき音それが懐かし蜆汁


     マスターの皆にサービス蜆汁


     酔ひつぶれたる鼻先に蜆汁


     めんだうくさし蜆汁スープだけ


     食べ尽くし殻の花なり蜆汁


     




今でも計り売りで蜆を売ってる店はあるんだろうか。黒門市場や錦にはあるかもしれない。売り歩いてるのはもうないだろうけど。
子供の頃は、近くの小さい川にけっこういました。黒い大きな烏貝もたくさん。だけど烏貝は不味いらしくて獲る人はあまりいなかったようです。
ゲンゴロウやタガメもいて、きれいな川でした。日本のどこにも普通に見られた川でした。