原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

最終回にして最も悩む…

2010-09-17 | 日記
スタ短特訓、次回がいよいよ最終回。一般的に言って、今回が全24回の中で最も勉強が手薄になりがちな分野でしょうか。主なテーマは、会社法からは、①社債、②持分会社、③M&A、④会社訴訟、そして商法総則・商行為と手形・小切手法。この中で、③M&Aは腰を据えて解説することを決定。その他、どうしようか…。

会社法だけでも2時間じゃ足りない分野なんですよね。イメージが出来上がっていない分野でしょうから。論文対策も考えると、④会社訴訟はじっくりやりたい。

商法総則・商行為、手形・小切手法をどうすべきか。そこまで手を拡げると全てが中途半端になるか…?恐らく短答で2題出題されて終わりの手形・小切手法はまだしも、商法総則・商行為は論文で出ないとも限らない。うーん。

こんなことを悩んでおります。

<お知らせ>

かつてこちらにリクエストをしていただいた労働法の講座、できそうです(正式決定ではないです)。あまり時間のかけられない選択科目、うまいことポイントをお話して、実戦力(=書ける力)の練成を目的としてやっていきたいと思います。発想の方法がわかれば、労働法は安定して得点できる科目です。その意味で、憲法と同じ。憲法も、「憲法的思考」が確実になれば、安定して得点できる(失敗があり得ない)科目です。「労働法的思考」をお伝えしていきます。

他にも、何か講座ができるかもしれません(まだアイデアもない段階ですが)。近いうちに何かしら決まると思いますので、そうしたらお知らせします。私が考えている候補としては、①「新司的に解く旧司過去問演習」(←旧司の問題も出揃ったことですし、演習素材としては極めて優れているし)、②「習うより慣れろ『刑法答案構成』」(←試験時間が2時間となれば時間的に一番キツイのは刑法でしょうから、スピードアップのために)、③「行政法の出題パターンと答案の書き方」(←行政法はある程度パターン化が可能な科目で、それがわかってしまうと安定的に得点できる)、など。

うーん、悩みます。悩みながら、今日(17日)は静岡で仕事をしてきます。小論文の講座で、ジェンダーを語ってくる予定です(お前が語るな、と言われそうですが:笑)。

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4 コメント

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はじめまして。 (YY)
2010-09-17 17:45:46
通信でお世話になっています。毎回、無駄のない実戦的な講義に感動しております。先生のお話を聞いて、恥ずかしながら、ようやく法律学の勉強がわかってきました。各科目わずか6時間とは思えない成果を感じております。

労働法は、まだ全体像がつかめず、暗中模索模索状態でして、先生の講義に期待しております。

その他の3つも、大変興味があります。その他、刑事系の事実認定の講義も聞きたいところです。8月のガイダンスでのお話しは目から鱗でした。

お忙しいかと思いますが、ぜひ、一つでも多く実現させてください。よろしくお願いします。
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YYさんへ (はら)
2010-09-18 05:04:35
ご受講ありがとうございます!

有為なものであれば、許される範囲で講義としてカタチにしていきたいと思っております。

刑事の事実認定ですかぁ。これはやっぱり実務家の方のほうが良いのでしょうねぇ。私が語るのは一番憚られるかなぁ。

今後も、ご意見・ご要望があれば何なりと言ってみてください(もちろん、全て実現するわけではないですが)。

頑張って勉強を進めてください!
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こんにちは (M)
2010-09-18 15:43:31
労働法の講座、必ず受講します
ダメ元でリクエストしてみてよかったです
(・◇・)/

旧司過去問演習もかなり興味があります
開講されたらこれも取りたいですね

明日はTKCを受けてから最終回のスタ短特訓です
それでは失礼します
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Mさんへ (はら)
2010-09-19 16:42:39
今、大手町の丸善で労働法の講義用資料(といっても、水町先生の最新版やまだ読んでいない基本書たちなのですが)を揃えて参りました。やるとなったら、必ずよいものにします。

TKCはいかがでしたでしょうか?本試験よりやや難易度が高く、少し形式が違うのですよねTKCは。「正解できそうでできなかった問題」から復習してください。

私は東京本校近くのCafe Rapportで本日の講義の最終準備をいたします。では、後ほど。
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