原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

仕事と勉強の両立

2010-09-21 | 勉強法全般
今日、「狙われる新判例」の第3回(全4回)をやってまいりまして、明日は9月最初のお休みです(20連勤しちゃいました。予備校講師なんてそんなもんです)。9月も引き続き週7で仕事を入れていましたので、休みの日に何をやっていいのかわかりません(笑)とりあえず、髪を切りに表参道へ行き、その後、労働法の勉強をするか、今年の論文試験の出題趣旨の分析をするか、そんな1日になりそうです。

今日、受講生の方とお話をしておりまして、仕事をしてらっしゃる方が多いことを知りました。通信ではもっと多いでしょうか。私も予備校講師をしながら勉強しておりましたので、その経験をもとに少し。

一般論として、仕事と勉強を両立させるのは難しいと言われているように思います。ただ、私の場合は、「時間がない」と自覚した分、勉強の密度が濃くなって、結果としてプラスに作用したのかな、という感想です。私の場合は電車での移動が多い仕事なので、とにかくその移動時間をうまく使う。判例六法を分断して科目ごとにまとめ、電車を待つ数分でも開いて読む、15分以上電車に乗る場合は基本書を読む。こういうことは極力、机の上でやらないようにして、幸せにも机に座れたら、答案作成など机の上だからできることをやる。時間をうまく使おうと意識した結果、使える時間は集中できたように思います。

他に、仕事をしていると「体力的にきつい」「いざ勉強しようと思うと眠くなってしまう」ということもあろうかと思いますが、これも少し工夫しました。やっていてわかったことは、私の場合、①いったん横になる、②夕食を多めに食べる、などをした場合に疲れがどっとやってくる。だから、そういうことをしないようにしました。帰ってきて、テンション高いうちにそのまま即机に座って、仕事の延長戦のようなイメージで勉強するといいますか(笑)緊張の糸が切れないうちに、だーっと勉強してしまうイメージです。で、予定の勉強を終えてから深夜に夕食を食べるクセがついてしまって、残念なウエストサイズになってしまったわけですが(涙)…(注1)

私の工夫はこんな感じでした。もっともこれは人それぞれでしょうから、あくまで参考までに。朝早起きして勉強した方が良い人もいるでしょうし。

大学受験予備校では「バイトをするな」と言っておりますが、司法試験はそれぞれ様々な状況・環境の中での受験になるのは、年齢層からいって当然のこと。仕事をしている人、子育てをしている人、介護をしている人、それら複数に追われながらも受験をしている人。私の知っている限りでも、「仕事&子育て」で合格した人、受験期間中に出産を経て合格した人、医師をやりながら合格した人がおります。だから、それは「できる」ことなのだと思います。

ただ、もちろん強い意志は必要です。根性も。仕事をしながらでもチャレンジする、と決めた時のことを思い出してみてください。そのハードルを越えて合格したならば、達成感はより大きいはずです。

(注1)昔はスリムだったんです。本当です。

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3 コメント

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是非とも (はせにゃん)
2010-09-21 09:22:35
若かりし?(今でもお若いですが)スリムなお写真をプロフィールにアップしてください!!
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Unknown (はら)
2010-09-22 06:25:25
手元に(すっとデータにできるカタチで)適切な写真がないのです(涙)紙媒体の写真ならあるのですが…。

かつての体型になってやります(笑)

ちなみに、プロフィールの犬は、実家で飼っている柴犬のムサシ君です。私より賢いです(笑)
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初コメントです。 (アラフィフ法学士)
2013-10-30 10:08:27
励みになります。ありがとうございます。
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