原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

法学部に入学する皆様へ(入学までに何をするか)

2015-02-22 | 勉強法全般
今日は2月22日。猫の日らしいですが(笑)、ここで猫の話をしても仕方なく…。

この時期、大学受験シーズンですね。間もなく国公立大の入試。私大は、だいぶ合格が出たところでしょう。早稲田あたりはこれからかな。この時期になると、大学受験予備校講師時代を懐かしく思い出します。新年度の「お試し無料講座」の時期で、そのために校舎に行くと、1年間教えた生徒が「先生~、受かりました~」って報告をしに来てくれるんですね。予備校講師冥利に尽きる、一番嬉しい瞬間ですね。

それで、そういうときによく聞かれたのか、「入学まで暇なんですが、何をしたらいいですか~?」ということ。法学部に入学する生徒ならば答えることはできるんですが、当然ながら、私が教えていたのは法学部を目指す学生だけでなく…。「わかんなーい」と答えたことも多いのですが、法学部に入学する生徒には、結構、語ってしまうんですね。やっぱり。

それで、法学部に入学が決まっている新入生に、特に、法律家を目指す新入生に、「入学まで何をしたらいいですか?」と聞かれたら、辰已法律研究所専任講師・弁護士の私としては、次のように答えます。

「民法を制する者は司法試験を制する。1年目は、とにかく民法の勉強を頑張りましょう。じゃあ、民法の授業をどう聴いたらいいか、米倉明教授の『民法の聴きどころ』(成文堂)を読んでみたらいかが?厚い本でもないし、気楽な気分で読んでみて」

…入学前って、案外あれやこれや忙しいから、できるならやった方がいいですよ、というくらいですけども。

それで、もちろん今から書くことは大学教育批判ではなくて、私の純粋な感想なんですけども、大学の講義って、それを聴いていれば法律ができるようになるかというと、そうではないんですね。正直、難しい。あっという間にわからなくなっていく(それは私が不勉強だったから?でも、実際、かなり多くの人が賛同してくれると思う)。高校の勉強と同じで、やっぱり予備校に通ってしまった方が早いし、一度勉強しておくことで、大学の講義もすっと頭の中に入っていく。特に、法律家を目指すなら、大学の講義がわからないなんて言っている場合じゃない。

そうであれば、辰已法律研究所の「原孝至基礎講座」に来てください。法学部で4年間かけて勉強することになる、憲法・民法・刑法・商法・行政法・民事訴訟法・刑事訴訟法を、4月から12月までの8か月間で勉強してもらって、法律を学ぶ礎を作っていきます。詳しくは、辰已法律研究所のHPをご参照ください。堅苦しい勉強ではなく、面白く法律を勉強してもらえるように工夫してやっていきます。

実は、昨日からその基礎講座の全国ガイダンスをやっていまして、昨日が横浜・東京、今日は京都・大阪、明日が福岡・名古屋。今日は、大阪泊。夕方にはガイダンスが終わったので、新世界(大阪の人ならご存知ですね。ディープな街に行ってきました)に串カツを食べに行って、ホテルに帰ってきて、執筆の仕事をしております。辰已法律研究所が出している「ぶんせき本」という本(司法試験受験界では一番多くの人が使っているであろう司法試験の解説本)の執筆の仕事をしております。ここ数年、刑法と刑事訴訟法を私が担当させてもらってまして、今年も引き続き、刑法と刑事訴訟法をやります。「ぶんせき本」の出版を待っている受験生の皆さん、もうすぐですのでちょっと待っていてください(私の原稿の入稿締め切りは今月末で、そしたら速やかに出版されるんじゃないかと思います)。

執筆の途中なんですが、ガイダンスもあってさすがに疲れたのでブログ、というわけでございました。このあと、もうひと仕事しようかなとも思ったのですが、明日も忙しいので、この辺で風呂に入って寝ようかな…。明日は、朝イチの新幹線で大阪から博多(福岡)に移動して、福岡でのガイダンスが終わったらANA3834でセントレア(名古屋)に移動して、名古屋でガイダンスして新幹線で帰ります。んー、やっぱり今日は早く寝よう。

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