民裁修習２週目

民裁修習も２週目。分野別（刑裁・検察・民裁・弁護）実務修習は，基本的にそれぞれ８週間しかないので，あっという間です。

民裁修習は，２人の修習生が１人の裁判官に付く，というスタイルで，修習内容も裁判官の裁量によるとことが大きいようで，修習生ごと異なる内容の修習となります。そもそも，配属部が違えば配点される事件も異なりますので（労働事件が集中する部もあれば，行政事件が集中する部もある。広島の場合，過払金請求はどこの部でもありますね：笑），何を吸収できるかは運と縁みたいなところがあります。

私は今，交通事故事件の損害賠償額の算定の課題を与えられており，今日，四苦八苦して計算しました。特に，慰謝料なんかは「こうして計算せよ」と明定されていない分，難しい。

ガイドラインとしては，いわゆる赤本・青本（←大学受験の世界では，赤本と言えば教学社の過去問シリーズ，青本と言えば駿台のマーク式問題集のことですが，法律の世界では交通事故の損害賠償算定の本なんですな）があるのですが，これとてガイドラインにすぎないので，そのままあてはめてよいか悩むところで…。これらガイドラインからはずれた認定をさせるのが，弁護士の腕の見せ所ってことでもあるのでしょうが…。いずれにせよ，算数は嫌いです（笑）

明日は終日，起案ですー。保証債務請求事件の事実認定起案です。朝から晩まで，記録とパソコンと格闘です。