Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

「問題がある道路」ばかりを紹介して、「道路建設そのものが悪い」という結論を導くのは、アンフェア

2006-12-10 | マスコミ・マスコミ人
道路財源政府案骨子 自民PT猛反発 地方つぶしだ/参院選勝てない

 「道路特定財源の見直し」について、自民党の道路特定財源プロジェクトチーム(道路PT)の会合で、賛成派と反対派がやり合っているようです。

 「道路特定財源の見直し」が是か非かはともかくとして、ここ数年、テレビ局が行っている「道路はもういらない」キャンペーンについては、以前から大いに疑問を感じています。

 全国で造っている道路の総数がいくらあるかは知りませんが、(数百、あるいは数千?)その道路から、誰が見てもおかしいと思える新規道路の「ワースト3」のようなものを選んで、そこにリポーターを現地取材させて、「こんな狐しか通らないようなところに、道路は必要ない」とか、「せっかく、造った道路なのに、利用者がほとんどいません」と報告させる。それを受けて、スタジオのコメンテーターが、「もう道路なんか造るべきではないのですよ」と結論づける。

 上のようなやり方、つまり、「特に問題がある新規道路」を二、三紹介して、「道路建設そのものが悪い」という結論を導くのは、アンフェアです。

 例えば、日本人の凶悪な殺人犯ばかりを紹介して、「日本人というのは血に飢えた殺人鬼ばかりだ」と結論づけるのと同じ論法です。

 平均から、著しく隔たったものばかりに焦点を当てて、それが恰もすべてを代表しているかのように論じるのは、詭弁といってもいいでしょう。

 道路建設に否定的な論者は、「ろくでもない道路建設の例」ばかりを挙げ、逆に肯定的な論者は、「道路建設の素晴らしい例」ばかりを挙げるのであれば、いずれも、我田引水の類でしかありません。



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