Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

慰安婦決議案、「河野談話が根拠」 ホンダ議員

2007-02-27 | 歴史認識
 米下院に慰安婦問題をめぐる対日非難決議案を提出したマイク・ホンダ議員(民主)が25日、フジテレビの「報道2001」に中継で出演し、決議案が「日本軍による強制的な性奴隷化」などと軍による強制連行を一方的に断定している根拠について、「官房長官談話が出て、首相が謝っている。実際に(強制連行が)なければどうしてそういうことが起こるのか」と述べ、平成5年の河野洋平官房長官談話を挙げた・・・。

 日本側の出演者は「日本政府に謝罪を求めながら、強制連行の根拠を『日本の首相が謝罪しているからだ』というのは論理矛盾だ」(山本一太参院議員)などと反論したようですが、マイク・ホンダ議員の言い分の方が正しい。

 当の日本政府が河野談話で、「官憲等が直接これに加担したこともあった」と認めてしまっているんですから、どうしようもありません。日本政府自身が「河野談話」を否定しない限り、いかなる反論も「右翼の妄言」としか第三者の目には映りません。

 「河野談話」を安易に踏襲するというような事を行った安倍首相を批判することもしないで、マイク・ホンダ議員の行動を非難する「自称保守」の方がおかしいのです。繰り返しになりますが、「言質」を与えてしまったのは、日本政府です。

 安倍首相は昨年10月の国会答弁で「狭義の強制性(強制連行)を裏付けるものは出てきていない」と述べましたが、そのような発言に注目するような人は多くはいないでしょう。「河野談話」を踏襲したという事だけがクローズアップされるのです。



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(参考)
慰安婦決議案、「河野談話が根拠」 ホンダ議員

 米下院に慰安婦問題をめぐる対日非難決議案を提出したマイク・ホンダ議員(民主)が25日、フジテレビの「報道2001」に中継で出演し、決議案が「日本軍による強制的な性奴隷化」などと軍による強制連行を一方的に断定している根拠について、「官房長官談話が出て、首相が謝っている。実際に(強制連行が)なければどうしてそういうことが起こるのか」と述べ、平成5年の河野洋平官房長官談話を挙げた。

 これに対し、日本側の出演者は「日本政府に謝罪を求めながら、強制連行の根拠を『日本の首相が謝罪しているからだ』というのは論理矛盾だ」(山本一太参院議員)などと反論。日本政府の対応にも注文が相次いだ。

 ホンダ氏は、自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」が河野談話の修正を求めていることについて、「議員が声明の内容を変えようとしている。本当は心から謝っていないのではないか」と非難。レーガン政権が1988年、第2次世界大戦中に強制収容した日系人に謝罪と補償をした例を挙げ、日本政府がこれに習うよう訴えた。また、決議案が日米関係に及ぼす影響について「日米関係をさらに強固にする」と述べた。

 河野談話をめぐっては、安倍晋三首相が昨年10月の国会答弁で「狭義の強制性(強制連行)を裏付けるものは出てきていない」と強調。首相サイドでは部分修正を模索する動きも出ている。

(2007/02/25 19:00)