灯籠が並んだ石段を登り進んでゆくと、思いのほか大きくて怖い顔の狛犬が両側で守る「一の鳥居」にたどり着きました。日枝神社と赤い文字で書かれた大きな扁額を掲げ、高山市で一番とされるお宮さんらしい重々しさを感じさせています。
城山の石垣伝いに歩き、色づいた銀杏の黄色とモミジの紅の下に石灯籠が並んでいる場所に着きました。春の高山祭を主宰する飛騨山王宮日枝(ひえ)神社です。一目見て今が紅葉の旬であることがわかり、参道に臨みました。
高山市内に入ると朝霧は嘘だったようにはれ上がりました。市内の紅葉スポットを訪ねることに決め、市営天満駐車場から城山公園に向かって歩きました。宮川に架かる橋を渡ったところに二階建ての家の高さほどある石の社号標がありました。「日枝神社」と刻まれています。