大正池の湖面が見えました。枯れたまま立ち尽くす木々はもうほとんどなくなっていることは前回来た時に見知っていますが、やっぱり大正池といえば焼岳の噴火の痕跡としての枯れ木が似合うと思ってしまう池です。
釜トンネルをくぐると白樺林が両側に茂る上高地です。「次は大正池です、お降りの方はブザーで・・・」との車内アナウンスが何か場違いな感じでした。以前はもっと特別な場所を走る登山バスでした。
平湯バスターミナル発９時００分発に乗ったバスは９時２５分に終点上高地に到着の予定です。短い湯平トンネル、約４Kmの安房トンネル、そして、かっては難所だった釜トンネルをくぐってわずか２５分とは、苦労して松本から通った経験からは考えられない近さです。
平湯温泉のひらゆの森で温泉につかり、飛騨牛と美味しいお酒を堪能して目を覚ますと、この日も快晴でした。真正面に笠ヶ岳を見ながら宿から徒歩３分ほどで行けるバスターミナルへ行きました。月が替わって上高地行きのバスは１時間に１本です。（１１月１日撮影）
