河の真ん中に何か構築物化と思われるような大きな船が浮かんでいました。停泊しているようで実はタグボートに曳かれてゆっくり動いていました。何日かかかって川上の目的地へ行くのでしょう、船上には洗濯物を干したりした家のようなものがありました。
水上タクシーの鮮やかな赤が目立ちます。小さい船に不釣り合いなほどの大きなむき出しのエンジンを目いっぱい吹かすとどの舟より早く進みます。
カチャカチャと小銭が入った青い筒を振る音がしたら切符を売りに来た合図です。１枚１５バーツを払うと指先に隠れてしまいそうな小さい切符を切ってくれます。
埠頭を離れるとすぐにボートは大きなエンジン音を響かせてトップスピードで進みます。舟べりに盛り上がる波とすれ違う船の起こす波とぶつかって大きく揺れたりしますが一切構わず進んでゆきます。
ツアー4日目は市内をのんびり観光しました。バンコク市はチャオプラヤー河を中心にして発展したので川沿いに名だたる名所旧跡が点在しています。ＢＴＳサパーン・タークシン駅に近い朝のサートーン埠頭にいっぱいの地元通勤客の中に紛れ込みました。（6月6日撮影）
スピード制限無視のバイクの集団が走り去った後乗用車やバスが流れてゆきました。大都市バンコクで列車、自動車、バイク人が行き交う日常風景をしばし楽しみました。
ちょうどこの時ＢＴＳシーロム線の列車が入ってきました。交差点の上のブルーの横断幕の上はＢＴＳチットロム駅とサータム駅を歩けるプロムナードです。
直進方向の信号が青になりました。先にバイクのレースがスタートです。タイではどの交差点でも信号停止している間に車の間をじわじわバイクが縫うようにすり抜けてゆき、先頭にはバイクが塊になって信号待ちをしているのです。
一昔前は通行する車は傷ついていたり汚れたピックアップトラックが多かったと記憶していました。今は普通にクリーンな感じの車が走っています。その中でもタイ独特の三輪タクシーのトゥクトゥクは健在です。
バンコク市内の大通りのラーチャダム通りの陸橋の上に立ちました。目の前にラーマ1世通りとの交差点が見下ろせます。ちょうどＢＴＳスクムウイット線の列車が交差点の上の線路を通って行きました。同じくＢＴＳのシーロム線がこの交差点の上で大きくカーブして通ります。